高血圧の判断を基準値で行うには無理がある!簡単な事なのに気づかない、思い込んでしまうことを解説します。

症状改善

沢山の人の健康を効率よく管理するには、数値化して基準値や許容範囲を定めることが必須なのかもしれません。しかし人の体は、想像以上に個人差や個性を持っており、本来は常にそれを考慮に入れることで初めて成り立つこととも言えます。それがもし測定値と決められた問診程度で『血圧が高いからとりあえず薬で下げましょう』と安易になされてしまうとしたら、一人ひとりの健康を目指すことはちょっと難しいのかもしれません。

この記事を読むメリット

“血圧=指先や末梢まで血液を流すために必要な圧力の強さ” の基準が成人という括りだけで決まることの違和感は誰もが持っているのではないでしょうか?このシンプルながら医療の縮図とも言える問題は整体的な体との向き合い方知るのにも適しています。この記事を読めば、自分やその人にあった血圧かどうかの判断方法や改善方法が分かります。

高血圧症などの診断や治療は医師にしか行えません。また医師の判断を仰ぐことなく服用中の薬を中止するなどした場合、他の原因で健康上の問題が生じたとしても薬を中止したこととの因果関係判断が難しいこともあります。更に薬を一気に使う場合と同様、急に止めた場合にも強い反動が起こる可能性があります。また一度使い始めると体の機能も退化して使い続けることが必要な薬もあります。いずれにしても一度診断を受けた方は必ず医師の判断を仰ぐようお願いします。以上を理解していただける方のみ読み進めてください。

高血圧に対する一般的な認識と数値判断が難しい理由

高血圧に対する一般的な認識

一般の方でもイメージしやすいように、医療サイトDotor’s File HPより一部抜粋しておきます。

高血圧症には腎臓疾患や内分泌異常、心臓や血管の異常などが原因で起こる「二次性高血圧」と、主に体質的な要因(親が高血圧であるなどの遺伝的要因)と他のさまざまな要因が加わって発症する「本態性高血圧」とがある。

本態性高血圧は、体質的に高血圧になりやすい人に、塩分の取り過ぎ、喫煙、過度の飲酒、運動不足、ストレス、加齢などの要因が加わることによって引き起こされる。高血圧の90%は本態性高血圧である。

生活習慣などが悪化要因とみられる本態性高血圧症の場合は、血圧上昇につながる生活習慣の改善と薬物療法を組み合わせて行う。軽度の高血圧症の場合は生活習慣改善で血圧が正常になる場合もあるが、食事と運動だけで改善が見られない場合は降圧薬を服用する。

数値判断では難しい理由

こちらに関してはどなたでも想像できることかと思いますが、一応挙げておきます。

  • 体重によって明らかに必要な血圧は違う
    (40㎏の人と80㎏の人とではまるで違うことは容易に想像できる)
  • 同じ体重でも、筋肉量や脂肪量、骨の太さなど構成によって異なる
  • それで体重も管理を…となるが上記理由で適正体重自体も判断が難しい
  • それでは筋肉量も…となれば性別や仕事、環境で異なるため困難
  • 奇跡的にそれらが一緒でも、上半身と下半身、体の左右の筋肉や脂肪などのバランスまで合う事はない
最後の方は極端な考え方と思われるかもしれませんが、それくらい1人1人には違いがあるということです。整体がそこまで個人を大切にする理由の一つには、もし血圧制御に問題ない人が薬で血圧を下げてしまったら、当然末梢まで血液が巡らなくなるからです。
また整体では体重も数値で判断しません。例えば赤ちゃんの調子を読むときは、抱いた時に充実した重さがあるかどうかで判断します。頭を打ったあとなど、抱いた時に『あれ?何か軽い?』と感じた時には厳重な注意が必要とみます。

(その人にとって) 血圧が高いかどうかの判断方法

それではここから、整体的な判断方法を紹介していきます。

整体に慣れない方でも見つけやすい高血圧の兆候

  • 目が充血している
  • 赤ら顔(首から上が赤くなる)
  • フラフラしている
  • 首のくびれが無い(山の裾野すそののようになっている)

Point

『何だ、そんなことか』と思われるかもしれませんが、結局高血圧で何が怖いかと言えば、余分な血液が首から上にあがることです。昔は『老人が鼻血を出したら赤飯を炊け』と言われていたそうですが、これは脳で血を出す前に鼻血として逃がしてくれたてホッとしたことを意味します。これに対して目は脳の一部です。なので整体では目の血管が膨らむということは、とても危険な状態とみます。

整体的な高血圧の判断方法

  • 首の硬さを読む(自分で血圧を調節できなくなると硬くなる)
  • 胸椎の真ん中辺りにある、8番目の骨を読む(高血圧だと飛び出してくる)
整体的といっても、微妙な硬さや弾力を読むものではなく、出っ張りを見るだけなので比較的分かりやすいです。背中の中心辺りを手のひらで摩ってみて飛び出している骨があるなら、高血圧の可能性があります。そのまま優しくなでてあげるだけでも、改善することもあります。

高血圧を引き起こす原因

体の硬直により、血液を流すのに圧力を上げる必要がある

  • 筋肉などが緩んだ状態であれば、自分の体格に合った血圧で全身に血液を循環させられる
  • 部分疲労や偏り疲労などが抜けず、体に硬直があると自分の体格に見合った以上の血圧が必要になる

Point

先ずはこのように、体が硬くなることで血液を流すために余計に圧力が必要になるというシンプルなイメージで大丈夫です。それだけでも、数値だけで血圧を判断することが意味のないことは容易に想像できると思います。

一般的に言われるように、食べ過ぎや飲み過ぎが原因のこともある

  • 食べ過ぎによる張った胃腸により、直接心臓が圧迫されることもあれば
  • 暴飲暴食による動脈硬化が原因のこともある
  • また食べ過ぎの人は背骨のきわが張ってくるが、そこから高血圧と関係する胸椎8番目の骨に影響する場合もある

Point

少なくとも大きく分けて3つも高血圧を引き起こす経路があるわけですから、整体的にみてもやはり暴飲暴食は大きな高血圧の因子といえます。

ストレスが原因のこともある

  • ストレスには、過度な緊張や精神的なストレスもあれば
  • 気候変動や異常気象など、肉体的なストレスもある
  • いずれにしても、うなだれた猫背のような姿勢から直接心臓を圧迫したり
  • 背中の真ん中=胸椎8番目の骨 が飛び出すことで高血圧を誘発する

Point

ここでは難しく考えず、猫背のように背中が丸まるった頂点が胸椎8番目の骨になるイメージで大丈夫です。

腕への負担が原因のこともある

  • パソコン作業やスマホ操作による指先の酷使が増えた
  • 例え軽いスマホでも持ち続けることは、腕への大きな負担になる
  • リモートワークによる作業に合わない環境でのパソコン作業
  • 育児や介護による腕の酷使

Point

体の一部を使う作業は、思いのほか体への負担が大きく、抜けにく疲労として蓄積されていきます。このような生活や仕事環境の変化の影響もあり、昔は胸椎7番目の骨に負担をかける人が多かったものが、現代は高血圧とも関係する胸椎8番目で負担を受ける人が増えました。
整体では基準や平均値にとらわれず、個々の体と向き合うことで、時代や環境の変化にも即座に対応が可能になります。

高血圧の予防・改善方法

胃腸に負担を掛け過ぎない

  • 食べ過ぎを常習化しない
  • 寝る前に食べず、寝ている間は胃腸を休ませる
  • 食べ過ぎ体操 で負担を解消させる

Point

負担を掛けすぎない・・・・とか常習化しない・・・・・・というのには理由があって、いつも少ない量、適切と言われる量を守っていると、胃の伸縮力や胃腸の消化能力が落ちてしまいます。そうなると今度はちょっと食べ過ぎただけでも体を壊すなど、回復力や対応力の弱い体になってしまいます。整体ではそれを “過度な養生は不養生” と言い、たまには暴飲暴食をして体に刺激や負荷を与えることも大切です。その他の詳細は 食べ過ぎについての記事 を参照してください。

精神的なストレスの原因を排除・解消する

ストレス社会と言われる現代において、ストレスを避けることは難しいですが、整体的にみてもストレスは万病の元です。人の体が弱くなっていることもあり、結婚も仕事も我慢する時代ではありません。“優しい中に身を置く” ことが何より大切な時代です。

ストレスを解消する方法としては、もちろん趣味やスポーツが一番良いですが、ついつい食べることに走る人も多いと思います。そんなとき整体では『それなら食べたいだけ食べて、せっせと ”食べ過ぎ体操” で緩めたらいい』と言います。こういう逃げ道をつくれることも整体の素晴らしいところです。

夏の猛暑を中心とした異常気象から身を守る

現代では、異常気象による呼吸器などへのダメージが大きな問題となっています。夏の猛暑の影響は、一年を通して様々な症状を引き起こします。これら対する予防・改善方法を簡単にいうと 夏は冷房を上手に使い、お風呂で汗をかくということになりますが、詳細は長くなるので 異常気象についての記事 を参照してください。

スマホ使用やパソコン作業による胸椎8番目の骨への負担を軽減する

  • スマホを触る時間やパソコン作業時間を短くする
  • 胸椎8番の呼吸法” で負担を軽減させる
指の酷使や腕への負担は、他にも 目の問題 や眠りの問題などを引き起こすことがあります。この体操(呼吸法)は、それらの症状に対しても効果が期待できます。また喘息や 糖尿病 にも効果があります。

リモートワークによる負担を軽減する

  • 楽に作業できる環境をつくる
  • 体の負担が少ない姿勢で作業する

Point

姿勢や体の使い方については、姿勢についての記事 を参照してください。

“複合体操” で胸椎8番目の骨を緩める

  1. 正座で軽く背筋を伸ばす
    膝は力が入らない程度に閉じる)
  2. 後ろに手をつきながら、ゆっくり後ろに倒れていく
    (きつい人は膝が開いたり床から浮いていても良い。それでも無理な人は背中の下に布団を敷いて高さを出す)
  3. 体勢がきまったら、両手を自然に伸ばした状態で体の横におく
  4. 両腕を伸ばしたまま頭の上まで挙上していく
    (腕の重みで胸が上がるイメージで)
  5. 片手で逆手首を持ち、引っ張るように上体を曲げていき脇を伸ばす
    (軽く腕を手首方向に引いた状態で倒すと、必要な角度で自然と止まる)
  6. 上体を真ん中に戻して手を持ち替え、今度は逆側の脇を伸ばす

Point

“食べ過ぎ体操” と同様、必要な人ほどこの形(正座のまま後ろに倒れる)がとれません。ほとんどの整体体操が、いかに目的の箇所に力を集めるかがポイントであるのに対し、この体操は先ず形たとれるようになることで大きく体が変化します。伸びない所を無理やり伸ばすような辛さはありますが、“これで合ってるのかな?”という不安が少ない分、効果を出しやす体操と言えます。もちろん形がとれるようになれば更に体操の精度を上げることで、いろいろな症状に対応できるものにレベルアップすることも可能です。
難治性の症状を持つ人や体全体がカチカチで何をやっても緩まない人などが、これだけやっているうちに改善したという報告の多い体操です。

まとめとおすすめ書籍

まとめ

  • 誰でも容易に想像できるように、体重や体格により適正な血圧はまったく異なる
  • 体の血圧制御に問題ない人が薬で血圧を下げれば、当然末梢まで血液が巡らなくなる
  • 一般の方にも分かりやすい高血圧の危険な兆候は、目の充血、赤ら顔、ふらつき、首のくびれが無くなるなどである
  • 整体的な高血圧の見極め方法は、首の硬さや胸椎8番目(背中の山の頂点辺り)の背骨の硬さや出っ張りである
  • 高血圧の原因はやはり食べ過ぎの問題が大きく、その理由として食べ過ぎが高血圧を招く経路を3パターン紹介しました
  • その他高血圧の原因として、ストレスや腕の酷使について予防法や改善方法を含めた解説しました
  • 高血圧を改善する方法として “複合体操” を紹介しました

おすすめ書籍と学べる施設

   

どちらも高血圧を引き起こすメカニズムや、記事で紹介した体操も解説されています。豊富な写真や分かりやすいイラストによりとても分かりやすくなっておりおすすめです。左の書籍は花粉症や喘息、リウマチ、アトピー性皮膚炎など今話題の免疫を中心に掘り下げられており、右は幅広い症状に対応されています。

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