一般的には複雑かつ解明されきれていないとされる関節リウマチですが、整体では原因も改善法もシンプルです。

症状改善

花粉症などでもそうですが、“体の免疫システムが異常をきたし自分自身の細胞や組織を破壊し…” と一般的には良く言われます。本当にそうなのでしょうか?筆者は整体を知る前から、どうしてもこの考えに馴染めませんでした。それこそ数万人に一人というような奇病とかであればまだしも、人の体はそんなに簡単に免疫システムが暴走し、自分自身を攻撃するとは思えませんでした。
それが整体の知恵に触れ、実際に花粉症も克服し、納得する答えを得ることが出来ました。

この記事を読むメリット

リウマチなど免疫性疾患と言われる病気では、“免疫システムが暴走し…自分の細胞や組織を攻撃し…” とされていますが、人の体はそんなに馬鹿なのでしょうか?整体で体を読み解いていると、体はどんな時でも最善を尽くし、ものすごい回復力を持っている事が分かります。リウマチなどの原因や改善法も、もっとシンプルです。解説していきます。

この記事の内容を誤解無く理解いただくためには、どうしても医療に触れる必要があります。しかしそれは決して医療を否定するものではありません。また一度医療機関で診断を受けたものは、意識の中にも定着しているため、体の回復力だけでの改善が困難なことも多いです。診断を受けた医療機関で引き続き医師の判断を仰ぐことが安全です。そもそも診断や病名を付ける行為は医師にしか認められていません。よって本来記事でもリウマチという病名を使うべきではないのですが、リウマチに似た症状を羅列するよりイメージしやすいので敢えて使わせていただきます。以上を了承いただけた方のみ、読み進めてください。

リウマチに対する一般的な認識

それでは先ず最初に、リウマチに対する一般的な認識として、日本リウマチ学会HPより一部抜粋させていただきます。

関節リウマチとは、免疫の異常により関節に炎症が起こり、関節の痛みや腫れが生じる病気です。進行すると、関節の変形や機能障害を来たします。原因は未だ不明ですが、遺伝的要因や、喫煙、歯周病などの環境要因の関与が指摘されています。

主な症状は、関節の痛み、腫れ、朝のこわばりなどです。手足の指、手首に症状を認めることが多いですが、肘、肩、膝、足首などにもみられます。

治療の基本は、発症早期から、関節リウマチにおける免疫異常を改善する「抗リウマチ薬」を開始し、必要に応じて、炎症や痛みを軽減する「ステロイド」、「痛み止め(非ステロイド系抗炎症薬)」を使用します。抗リウマチ薬は効果発現に1~3ヵ月かかるため、副作用に気を付けながら継続することが重要です。関節の変形、破壊が進行した場合には、人工関節置換術をはじめとした手術治療も行われます。

症状が強い時は、安静、関節の保護が重要です。症状が落ち着いたら、適度な運動やリハビリテーションを行い、筋力や関節の動きを維持しましょう。感染症には常に注意が必要です。

原因がはっきりせず、治療も副作用を伴うものとのことで、かなり厄介な病気とされていることが読み取れます。前述したようにこれらに対して異を唱えることはないのですが、リウマチに限らず整体が一般的な認識と大きく違う点が含まれています。それは痛みにしても熱を持つことにしても、体が改善を目指して起こしている作用であるということです。整体の目的は症状を止めることではなく、症状が不要な状態に導くことにあります。詳しくは 痛みや痒みについての記事 を参照して下さい。

リウマチと呼ばれる症状への流れ

それではここから、整体的な認識を紹介していきます。それぞれの関連は、理論だけではなく、実際に関係する体の箇所に出ていることを確認しながら積み上げられてきたものになります。

腎臓や肝臓の働き低下により 血管内に老廃物や毒素が溜まる

  • 腎臓の働きが低下すると、老廃物を排泄できなくなる
  • 肝臓の働きが低下すると、解毒ができなくなる
  • そららの原因により血管内に老廃物が溜まってしまう

Point

腎機能の低下により排泄できない分を肝臓が余分に働いて処理をしたり、肝機能の低下で解毒しきれなかった分を腎臓の働きで排泄させるなど、体の組織は密接に関係し合っています。良く言えば助け合っている状態ですが、元の原因を改善しない限り、いずれは余分に働く無理がたたり共倒れになってしまいます。

整体で体を読み解いていくと、体の関連は肝臓と腎臓のように分かりやすい関係だけではなく無数にあります。整体が決して部分部分で体を診ない理由はそこにあります。当ブログを読んでいただければ、少しずつその繋がりを理解していけると思います。

リンパ系の働き低下により リンパ内に老廃物や毒素が溜まる

  • リンパには免疫と排泄という、2つの大きな働きがある
  • リンパによる排泄とは、体内で生成される老廃物を回収し、体の外部に運搬する機能である
  • リンパ節で処理しきれなかった老廃物の一部は、最後は静脈に入り、肝臓、腎臓を経て排泄される
  • 残りの老廃物は、リンパ節に溜まってしまう

Point

一般的にはリンパ節で処理しきれない分は、全て肝臓や腎臓で処理されるとされていると思われています。しかし実際は動脈硬化と同じように、リンパ液内に老廃物が多くなれば、必ず流れにくい箇所に溜まることになります。万が一全て血液に出て処理されるとしても、肝臓や腎臓に許容以上の負荷がかかり、やがて血管内やリンパ節内に老廃物が溜まることになります。

血管内やリンパ内の老廃物や毒素が 末梢の関節に溜まる

  • 動かせる部位である関節は、動きが悪くなることで、血流やリンパの流れを妨げやすい箇所である
  • 特に体の末梢になるほど、元々の血流やリンパの流れが遅く、径も小さく詰まりやすい
  • よって手や指の関節が、もっとも老廃物が溜まりやすいといえる
  • 筋肉や動脈周囲の炎症も、溜まった老廃物が引き起こしている
  • 老廃物が溜まることで、痛みや熱(炎症)、強張りなどを引き起こす

リウマチと呼ばれる症状を引き起こす原因

整体では日々多くの人の体を読み解いていることで、環境や時代の変化による人の体の変化にもリアルタイムに対応しています(参考記事)。リウマチと呼ばれる症状を引き起こす原因も、以前と現代では変わってきています。

以前からある原因

  • 汗がかけない
  • 薬の多用
  • 食べ過ぎ

汗と腎臓の関係

  • 汗をかくことには、余分な水分や老廃物を毛穴から排泄する働きがある
  • 汗をかけないと、その分よけいに腎臓が働くことで、腎臓に負担がかかる
汗は腎臓だけでなく、肺や心臓など沢山の臓器の働きを助けています。また汗にも種類があり、猛暑の中やサウナで無理やりかく汗には体への悪影響もあります。詳しくは 汗についての記事 を参照してください。

薬や食べ過ぎと肝臓や腎臓の関係

  • 薬の解毒を行うため、肝臓に負担がかかる
  • 食べ過ぎにより、消化器である肝臓に負担がかかる

Point

薬の本質は、少しだけ(弱い)毒を体に入れることで、体を奮起させることにあります。よって肝臓による解毒が必要になります。

また食べ過ぎで調子を悪くした人の体を読み解くと、中毒を引き起こしていることが分かります。このことは負担が大きすぎて肝臓の働きが間に合わなくなっていることを意味します。食べ過ぎは、少し前まで体の不調の原因のトップに位置しており、現在でも2番目につけています。詳しくは 食べ過ぎについての記事 を参照してください。

整体が最も危険視するものの一つに 打撲や打ち身 があります。理由は体の中に響くことで留まり続け、定期的に出てきて悪さをするからです(打撲後、時間や日にちを置いてから大事を起こしたり、最悪死亡することがあるのはそのため)。整体で体を読み解くと、薬の多用も “打ち身” や “中毒” として現れていることが分かります。長い間治まらない不調があったり、疲れた時などにいつも症状を出すような人は、薬の多用が原因であることが多いです。そのような場合は 胸椎9番の体操 などで改善させていきます。

現代は猛暑のダメージが原因になっていることが多い

  • 猛暑により呼吸器(肺)に負担が掛かる
  • 上半身が前屈姿勢になる
  • その時一番引っ張られて負担が掛かりやすい背骨が、リンパと関連が深い椎骨である
  • また前側にはリンパ節と関連の深い胸骨があり、こちらも圧迫され負担が掛かる
  • 更にすぐ下には肝臓や腎臓と関連する椎骨もあり、影響が及ぶことで解毒や老廃物の排泄機能も低下する

Point

猛暑の影響は、私たちの想像以上に多くの不調の原因になります。更にその影響は夏の間だけに限らず、1年を通して様々な症状を引き起こします。リウマチだけでなく、高血圧や喘息などが増えている原因もそこにあります。詳しくは 猛暑についての記事 を参照してくだだい。

リウマチと呼ばれる症状の改善方法

椎骨体操でリンパの流れを改善させる

本にはリウマチだけでなく、肩こり、糖尿、痛風、悪性貧血などにも効果がある体操とありますが、中枢神経の一つである脊髄の通り道である背骨を下から上まで整えるのですから、もっと沢山の症状に有効と言えます。

  1. 両足は肩幅で立ち、上半身はリラックスする
  2. 膝と腰を伸ばしたまま、お尻を少し後ろに突き出し、
  3. 腰が軽く沿った状態で、上半身が前傾した姿勢をつくる
  4. 垂らした腕を、肘を伸ばしたまま手のひらを(腕から)正面に向けてくる
  5. 軽く指先方向に伸ばし、腰が引かれるのを感じながら、腕をゆっくり上げていく
  6. 腕が上がるに連れて、引っ張られる腰の高さも上がるのを感じていると、自然と引っ掛かる所が出てくる
  7. 引っ掛かった所で、指先方向に交互に小さく、ゆっくり伸ばす
  8. するともう少し上まで上がるようになる
  9. また引っ掛かったら、同じ動作を繰り返す
  10. 肩の高さの少し上まで行ったら、腕を伸ばしたまま、ゆっくり下ろしてくる
  11. 腰に力が集まったまま数呼吸待ち、ゆっくり脱力する

Point

殆どの人はかなり下の段階で引っ掛かるはずなのですが、通り過ぎてしまうと思います。スタートから丁寧に腰との繋がりを感じながら上げていくことが大切です。全く引っ掛からずに上がってしまう場合は、腕が開くか、手のひらが内を向いてしまうことが考えられます。また、指先方向に伸ばすのをやっても上がりやすくならない場合は、伸ばすときに肩ごと体を捻じるように伸ばしてしまっていることが多いです。

最大のコツは、上げるときも指先方向に伸ばすときも、小指側を意識することです。

リンパ体操で、リンパの流れを改善させる

椎骨体操の良い所は、症状の原因となった臓器や器官と関連する椎骨を直接ゆるめられるので、ある意味万能である点です。しかし上手くいっている感覚を掴むまでが、文章だけでは難しいかもしれません。記事の最後で紹介する書籍であれば、イラストや写真で分かりやすく解説されていますが、もう少し感じをつかみやすい体操として リンパ体操 をおすすめします。
リンパ体操は筆者が初めて整体体操というものを、少し昔の書籍なので最小限の写真のみを頼りに行った体操です。それでも酷かった花粉症が翌シーズンには完全に治まり、以降症状は出ていません。花粉症についての記事 で紹介していますので、参考にしてみて下さい。

足湯(そくとう)で改善させる

腎臓系の不調に効果のある技術です。別記事で紹介していますので、こちらから 確認して下さい。

まとめとおすすめの書籍

まとめ

  • 体は常に、負担に対して最善を尽くそうとしている
  • リウマチと言われる症状のように、関節などに炎症を起こすのも、溜まった老廃物などを排泄しようとしているためである
  • 関節や筋肉、血管周囲などに老廃物が溜まってしまうのは、肝臓の解毒作用や腎臓の排泄機能の低下や、リンパの流れが悪くなったためである
  • 肝臓や腎臓、リンパの働き低下を招く原因には、汗をかけない体、食べ過ぎ、薬の多用などがある
  • 現在急激に増えている原因として、猛暑によるダメージがある
  • リウマチと呼ばれる症状を改善させる方法として、椎骨体操、リンパ体操、足湯を紹介しました

おすすめの書籍

  • 失われた体の力がよみがえる 免疫力学
    リウマチを含め、免疫系の症状の原因から改善方法まで解説されている書籍です。もちろん記事で紹介している体操や足湯のやり方も載っています。イラストや写真も豊富で分かりやすいですし、免疫力低下により引き起こされる様々な不調や症状を改善することができるので、ぜひ手元に置いておきたい一冊です。
  • 体のゆがみを治して健康になる!
    少し発刊年の古い書籍なので、イラストなどは最近の本ほど詳細ではないですが、病名ごとに解説されています。医学博士でもある筆者ならでは書けた本であり、整体の書籍では希少です。実は筆者の書籍でも病名を出すことは少なく、その理由は病名にとらわれてしまうと、その人の体と向き合わず、病名にとらわれてしまうからです。新品が購入できるうちに、手に入れて欲しい一冊です。

学べる施設

井本整体 HP “人体力学”を提唱している、本物の整体を学べる場所です。がっつり学ぶだけでなく、まずは整体に軽く触れてみたい方、自分に合った体操をオーダーメイドしてもらいたい方など、いろいろな講座が用意されています。メルマガやオンライン講座なども用意されていますので、一度ホームページを覗いてみてください。

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