新型コロナウイルス感染症も現在第7波と言われています。筆者も少し前に4回目のワクチン接種を行いまいしたが、その後から胸骨の違和感がなかなか改善しません。周囲の人や知り合いにも多いようです。当初は体の要求を無視してワクチン接種を行った弊害とも思いましたが、それにしても改善に乏しく長時間マスクの影響もあるのではと感じています。
コロナ感染やワクチン接種後に多いとされる、のどから胸骨にかけての症状の原因として、長時間のマスク生活の影響の可能性を解説します。また原因は何であれ、この記事を読めば、のどから胸骨の痛みや違和感に対する、改善方法を知ることができます。もちろんコロナ渦での症状に限らず、様々なのどの問題や心臓の問題にも応用が出来ます。

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コロナ渦の胸の痛みに対する一般的認識
コロナウイルス感染症と胸の症状について、ふなこし医院HPより抜粋させていただきました。整体的な捉え方を知る前に、一度目を通してみて下さい。

・ウイルス自体が心臓に悪い作用を及ぼす
・ウイルス感染に対して防御的に働く免疫機構(サイトカインなど)が過剰に反応し、逆に心臓に悪影響を及ぼす。(例;血の塊(血栓)が産生され心筋梗塞や肺塞栓症を引き起こす)
・他の臓器の働きが低下したため、結果的に心臓にも悪影響が出る(例;肺炎による低酸素⇒心臓の機能低下(心不全)
コロナ渦での胸の違和感に対する整体的考察
胸骨(胸)の違和感を問題とする理由
ワクチン接種後の影響、コロナウイルス感染症の影響など原因はどうであれ、“胸骨の違和感”という一つの症状についての記事を書くのには理由があります。

- 昔から病膏肓(こうこう)に入るという言葉があるが、膏肓に病が入り込むと手を出せなくなるという意味である
- この膏肓というのが、心臓や心膜を表しており “胸骨の裏側に病が入り込んでしまうと…” とも言える
- 通常は鎖骨や季肋部などで支える(症状を出す)ことで、いきなり膏肓の箇所に影響が行かないようになっている
- 働き的には解毒や免疫の要である肝臓が弱り、突破されることで病が心臓に達すると言える
Point
免疫力の低下した高齢者や持病を持たない人が、いきなりこの危険な箇所に症状を出すというのは、整体的にとても違和感があることです。ましてやコロナ感染者のみならず、陰性者やワクチン接種後の人にも出ています。なぜなのでしょうか?
原因① 免疫の要である肝臓へ一気に負担が掛かった

- ワクチンは無毒化されていると言われているが、肝臓への負担は考慮されていない
- 中毒についての記事 で解説しているように、整体で体を読み解いてきた中で、肝臓へ負担をかける要因は想像以上に多いことが分かっている
原因② ワクチンが強引に作った体の左右差(歪み)による影響

- 通常は、体の左右差が大きくなり日々の睡眠では回復が難しなると、熱を出して大修繕を行う
- 本来それらは、完璧なタイミングで熱を出し、完璧な精度で必要な箇所だけ、完璧なバランスでつくり変えられていく
- しかし薬で熱を止めたり、熱の下降中の暴飲暴食や運動などの刺激で経過を悪くさせると、上手に熱を出せない体(回復力の無い鈍い体)になる
- ワクチンにおける免疫の獲得も、強引に体を風邪や発熱の状態に導くことで行われるので、熱を止める以上に体の要求とはかけ離れた行為と言える
Point
つまりワクチンにより強引につくられた左右差の影響が、体の中心である胸骨の部分に出ているという可能性です。ある意味体が左右差をつくる理由は、大切な中心を守るためとも言えます。それがいきなり危険な体の中心を狂わせるというのは、かなり怖いことです。
この辺りの詳細は、風邪と熱に関しての記事 や コロナウイルス感染症についての記事 を参照して下さい。
原因③ マスク生活による影響

- どんな小さな刺激対しても、体は反発を起こす
- 小さな刺激でも、継続的、断続的に受けると、体は硬直してくる
- マスクをしていると、常に小さな張力が頭部や顔に掛かる
- 張力は頭部の前側に偏って掛かるので、喉や胸骨に負担が生じる
- 胸骨(心臓)への影響は危険なので喉や鎖骨で受けていたが、マスク生活も長くなると胸骨への影響が避けられなくなった
- 或いは胸骨の歪みを調整するため、ワクチンや感染による発熱が誘導された
Point
小さな刺激が影響する例として、扇風機があります。いくら首ふり設定やファジーモードにしても、次に来る風に対して皮膚が身構えてしまい、体の硬直を引き起こします。また本物の整体が揉んだり叩いたりしない理由も、体は揉めば反発して硬くなろうとし、叩けば防御するために硬直するからです。詳細は 本物の整体の見つけ方についての記事 を参照して下さい。
胸骨や喉の症状の改善方法
冒頭で説明したように、今回の記事で解説した原因については筆者の想像によるものが大きいです。しかし整体の技術では症状の箇所を改善させることが、そのまま原因の箇所や問題の改善に繋ががるので、原因が分からなくても心配いりません。先ずは実践してみて下さい。
“胸骨寄せ法” で改善させる

立位や座位でも出来るので、仕事中などにも手軽に行えて便利な技術ですが、先ずは仰向けでやってみて下さい。その理由は、整体の技術はそこだけを弛めることが目的ではなく、全身必要な所に響かせてこそ効果があるからです。仰向けなら下が床で前後方向のバランスを気にする必要がない分、繋がりを感じやすいです。
- 仰向けになり、どちらかの手のひらを胸に当てる
- 手のひら全体をベタっと当てたまま、中指と親指で左右の鎖骨を軽く、均等に寄せる
- “どっちが硬いかな?” “寄りにくいのはどっちかな?” などを感じたら、一度弛め ➡ 少し下へ移動し ➡ また軽く寄せてみる をミゾオチの上くらいまで繰り返す
- 一番硬かった所や寄りにくかった所で再度軽く寄せ、逆の手を重ね、上の手でグーっと優しく寄せてくる
(下の手には力を入れないことで、表面ではなく中を寄せることが出来る) - 温かくなるの感じたり、脈が打ち始めたら、ゆっくり力を抜き、2~3呼吸そこに呼吸が入るのを感じて終わる
(感じられなくても、長くて2~30秒程度で一旦終了する。寄せ直すと硬い箇所などが変わっているので、仕切り直す方が有効)
Point.1
立位や座位で行う時は、寄せた後、軽く首を伸ばしながら少し頭を後ろに倒してみて下さい。首から上が原因だった場合や、影響が首まで上がった場合は両者の引き合いが出来ると思います。張力で胸骨が持ち上がると、自然と挟んでいる箇所が締まっていくのを感じます。この場合も終える時は、先ず寄せた手を弛めます。
Point2
通常は胸骨が痛くなるより、喉の症状を起こすことの方が圧倒的に多いです。なのでこの技術は、喉の症状や、嚥下の問題(食べ物が飲み込みにくいなど)に対して使うことが多いです。その場合、余り移動する必要はなく、最初の位置で寄せればだいたい大丈夫です。
上手くいく感覚がつかめてきたら、立位や座位だけでなく、他人に対しても行えます。この技術が役立つのもも一つに、介護の現場があります。誤嚥を防ぐだけでなく、胃に管を入れる必要があると診断された高齢者でも、胸骨寄せで食事が摂れるようになります。実際に介護の書籍 “介護に役立つ人体力学” でも紹介されています。
胸骨体操で改善させる

名前の通り胸骨と背骨を軸に、肋骨を引き上げて(弛めて)胸郭を広げる体操です。胸郭が広がることで、肺や心臓が自由に働くことが出来ます。手順については 喘息についての記事内 で解説していますので、参照して下さい。
蒸しタオル法で改善させる

胸骨でも喉でも、違和感のある個所に蒸しタオルを当てるだけの簡単な方法です。単純な熱刺激だけでなく、冷めていく過程があることで、症状の箇所だけでなく根本まで含めて改善させます。
胸骨寄せや胸骨体操で症状が残った所に当てるなど仕上げとして行っても良いですが、入浴や部分浴とは3時間以上開ける必要があります。
Point
簡便でとても効果が高い技術ですが、やり方を間違えると効果が半減したり殆ど無くなってしまうこともあります。初めての方は一度 蒸しタオル法についての記事 を参照しておいて下さい。
部分浴法で改善させる

蒸しタオル法に比べると準備などが必要ですが、こちらも効果が高い技術です。喉の問題も胸骨(肺・心臓)の問題も汗との関連が大きいため、普段良い汗がかけていない人には特に効果が期待できます。ただし喉の症状と胸骨の症状では部分浴を行う部位が異なるため注意が必要です。
なおそれぞれの手順については、青文字リンクから紹介している記事へ移動できます。
咳を無理に止めない

- 咳には、硬くなった肺や肋骨などを弛める働きがある
- 咳をした時に響く箇所があれば、そこが硬く働きが低下した部分である
- よって咳が出るなら、思い切り出した方が良い
- 上記改善方法で自然に止まる場合を除き、咳を無理に我慢しない
ここまでやっても改善しない酷い胸骨の症状があるとき
実は筆者は症状がある間も仕事などで無理をし、睡眠時間も3~4時間台が続いたため、かなり胸骨の違和感が強くなり、咳も酷い状態になりました。そうなると上記の方法では埒が明かず、このあと紹介する “上胸部三角点の体操” が超絶に効きました。
整体体操は、“必要でない人には的に当てるのが難しいが、必要な人は自然と当たる” とも言われますが、それを今回ほど実感したことはありません。
ではなぜ最初からこの体操を紹介しないのか?というと、写真やイラストが無いとイメージがつかみにくい体操だからです。それでも今回紹介するのは、辛い症状や危険な症状を改善できるからです。なるべく詳細に解説してみますので良ければチャレンジしてみて下さい。
“上胸部三角点の体操” で改善させる

呼吸器への負担が多い、現代人には必須と言える体操です。肩甲骨の間の筋肉を動かして刺激することで、呼吸器(肺)・循環器の働きを改善させます。
- 四つん這いになり、取り敢えず腕と太ももが床に直角くらいにセッティングする
- 脚は腰幅くらいで良いが、腕は肩幅より広めで、手のひらを少し外に開くとやりやすい
- そこから軽く肘を曲げ、同時に頭を下げる
(膝をついた腕立て伏せのような体勢ですが、ここでは如何に楽にこの体勢をとれるかが大切です。もし腕がプルプルするようなら、2.に戻って腕、膝の位置や手や下腿の角度などを調整します。) - 首を伸ばすようにゆっくり顔を上げながら、同時に肘もゆっくり伸ばしていく
(胸骨の症状がある人は、顔を上げる動作でかなり突っ張りを感じます。また肘を伸ばす動作は肩甲骨が寄るように意識して行います。上手くいくと肘が伸び切る前に、自然と止まります。この段階で腰に反りがあることも大切です) - 骨盤を固定した状態で、*¹ 首や顎で胸骨を引くように 体を前にスライドさせ、10秒ほどキープする
(ゆっくり、小さくスライドさせる。このとき肩甲骨が更に寄ってくると良い状態) - 4.の状態に戻り、今度は首や肩甲骨を固定した状態で、骨盤で腰椎を引くように体を後ろにスライドさせ、10秒ほどキープする
(このときは腰が丸まらず、逆に反る方向に引いていく。この場合も肩甲骨が寄ってくるのが良い状態) - 5.6.を数回繰り返し、ゆっくり力を抜く
(やり過ぎると歪んだ状態で力が掛かったりするので、程々で終了する)
Point
*¹ 赤文字部分は、胸骨の症状に合わせたものです。例えば目の症状の場合は目の辺りで引き、頭痛の場合は痛い所で引くことで、様々な症状の改善に応用が効きます。
イメージがしにくい体操なので、写真やイラストで分かりやすく解説している書籍も紹介しておきます。この体操を紹介している書籍は他にもありますが、この体操が表紙にもなっており、体操名に付いている “上胸部三角点“ についても詳しく解説している 弱った体がよみがえる 人体力学 がおすすめです。
症状が治まらないときは肝臓もゆるめておいた方が良い


記事の前半で解説してように、胸骨の症状の原因が肝臓の働き低下の可能性もあります。よって胸骨を直接ゆるめようとしてもダメな場合は、肝臓をゆるめましょう。どのみちワクチンもコロナ感染から身を守るために打つわけですから、肝臓をゆるめることで免疫力を上げることは有用と言えます。もちろんワクチン接種後の副作用予防にもなります。
Point
肝臓をゆるめるには 胸椎9番の体操 や 肝臓のある右季肋部への蒸しタオル法が有効です。
まとめとおすすめの書籍
まとめ
- 胸骨の症状は本来、大病をしている人などに起こる危険な兆候であるが、コロナウイルス感染症流行から約2年半後の現在、一般の元気な人に増えている
- 胸骨の症状を出す原因としてワクチン接種の影響の可能性を解説しました
- 同じく長いマスク生活の影響の可能性を解説しました
- 改善方法として、胸骨寄せの技術、胸骨体操、蒸しタオル法、部分浴法を紹介しました
おすすめの書籍
失われた体の力がよみがえる 免疫力学
これからの時代も重要となる、免疫について解説されている一冊です。記事で紹介した胸骨体操、蒸しタオル法、部分浴法についても解説されています。特に体操は、豊富な写真やイラストによりとても分かりやすいです。免疫の低下により引き起こされる様々な不調や症状を改善させられるので、手元に置いておきたい一冊です。



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