膀胱炎の原因は過労と良い汗をかかない生活です。感染予防にとらわれない、改善・予防方法を解説します。

症状改善
この記事を読むメリット

一般的にも疲労により抵抗力が低下することが膀胱炎の一因とされていますが、整体で体を読み解いてきた結果、あやふやではなく、それがはっきりと体に表れていることが分かっています。つまり疲労以外で要因とされていることについてはあまり考える必要はありません。それにより予防や改善法もとてもシンプルで済みます。解説していきます。

膀胱炎に対する一般的な認識と記事の注意点

膀胱炎は病名であり、医師以外が診断や治療を提案することはできません。よって本来は記事でも “膀胱の働きと関係する椎骨の可動性低下により細菌への抵抗力が・・・” などと書くべきなのですが、一般の方は混乱してしまいます。よって記事ではあえて “膀胱炎” という名前を使用していますが、膀胱炎と診断されたものに対して意見したり治療法を提案するものでは決してありません実際整体では、膀胱に関連した症状であれば対処方法を大きく変える必要はありません)。
以上をご理解いただけた方のみ、読み進めて下さい。

その辺りの線引きをはっきりさせておくためにも、膀胱炎についての一般的な認識について、医療系HPより抜粋しておきます。

膀胱炎は主に細菌感染によるもので、排尿時の痛み、頻尿、残尿感、尿の濁り、血尿などの症状を特徴とする病気です。女性によくみられ、年に何度も再発を繰り返すことも珍しくはありません。私たちの周りにはどこにでも無数の雑菌(細菌)がいます。特に外陰部の周りには雑菌が多く付いています。ストレスや疲れ、風邪等で免疫が落ちているときには雑菌が膀胱の中に侵入して繁殖、炎症を起こします。これが膀胱炎です。

膀胱炎を繰り返す原因として薬の効き目が悪い、発症しやすい生活習慣がある、*¹尿路結石、前立腺肥大症、神経因性膀胱、尿路の腫瘍など背後に病気が隠れているなど様々な要因があります。

細菌感染を原因とする膀胱炎では、原因菌の約3/4が大腸菌によるものです。そのため、まず大腸菌に対して効果のある抗菌薬が処方され、通常3~7日間ほどで治癒します。治癒しない場合は薬を変更し、内服治療が続けられます。

膀胱炎を防ぐためには尿道口から細菌を侵入させないこと、膀胱内で細菌の増殖を防ぐことが重要です。具体的な感染予防策としては以下のことが挙げられます。・水分を多めに取る尿を我慢しすぎない・下痢や便秘に気をつける性交渉後は排尿をする・陰部を清潔に保つ・ウォシュレットやビデは水流を強くしない・下半身を冷やさない排尿、排便後は前から後ろに拭く・疲労やストレスを溜めない

最後の欄にあるよに、感染しやすい体のままでは気を付けなければならない項目も多岐に渡ってしまいます。またそうなると治療方法も対処療法となるため、抗菌薬が効かなければ違う種類の薬を…を複雑化します。
更には青下線部*¹にあるように、他の病気が隠れていることも考慮しなければなりません。対して整体では “泌尿器系に負担を掛けている体” として対応しているため、他の病気の有無に捕らわれる必要はありません。

膀胱炎を引き起こす主な原因は腎臓の疲労である

腎臓の疲労による機能低下が原因で、細菌への抵抗力が低下する

  • 腎臓の働きが低下すると、老廃物のろ過・・が上手くいかなくなる
  • ろ過されないものが膀胱に負担をかける
  • 膀胱の細菌などへの抵抗力が低下し、膀胱炎を引き起こす

Point

腎臓の働きが正常であれば、細菌の侵入を防いだり、侵入しても感染を防ぐことができます。

細菌とは無関係の膀胱炎でも、腎臓の疲労が原因である

  • 医療系HPより抜粋した中にも ”尿路結石、前立腺肥大症、神経因性膀胱、尿路の腫瘍など背後に病気が隠れていることもある” という一文があるが
  • これらの発症にも、やはり腎臓の働き低下が関わっている
当ブログなどである程度整体に触れていれば、これらの関係も自然と想像できると思います(腎臓=尿路=膀胱=泌尿器系)が、実際に体の特徴としても表れています。

腎臓を疲労させる主な原因

腎臓が疲労を起こし、膀胱炎などの症状につながる主な根本原因は以下の二つです。それぞれ腎臓に負担をかけるまでの流れについては、次の章で解説します。

  1. 体の過労 ➡ 腎臓の疲労
  2. 良い汗をかかない生活 ➡ 腎臓の疲労

腎臓を疲労させる流れ

体の過労から腎臓に負担がかかる流れ

  1. 疲労により、体が前屈傾向になる
  2. 胸椎の上エリアにある、肺・心臓・腎臓それぞれと関係する椎骨が引っ張られて硬くなる
  3. 或いは直接肺や心臓が圧迫されて、働きが低下する
  4. 2.3.により心肺機能低下を起こし、体内に老廃物が蓄積される
  5. 蓄積された老廃物は、腎臓が余分に働くことで排泄することになる
  6. その状態を放置すると、やがて腎臓が疲労して働けなくなる

Point

もちろん腎臓と関係する椎骨が硬くなることで、直接(神経)的に腎臓に負担をかける流れもあります。

さらに腎臓と関係する椎骨は、汗や体の体温調節、水分調節機能とも関係しているため、体内の水分バランスが崩れる影響からも腎臓に負担がかかります。

良い汗をかかない生活から腎臓に負担がかける流れ

  • 良い汗をかかないと、毛穴から余分な水分や老廃物を排泄できなくなる
  • 腎臓が余分に働くことで、尿からそれらを排泄することになる
  • 腎臓に負担がかかり、やがて働きが低下する

Point

汗は 皮膚呼吸=肺、毛穴の開閉=心臓 とも関係するため、良い汗をかかない生活は肺や心臓にも負担をかけます。その結果、体内に老廃物が溜まり腎臓に負担をかけます。

良い汗をかけない理由

  • 熱い季節に湿気の多い日本では、必要な時期に良い汗をかきにくい
  • 近年の猛暑の中でかく汗は、体がダメージを受けることでかく “良くない汗” である
  • 猛暑によるダメージは前述した胸椎5番目の骨も硬直させ、汗をかく機能も低下させる
これらの詳細は、“猛暑についての記事” や “汗についての記事” を参照して下さい。

膀胱炎の予防・改善方法

蒸しタオル法で膀胱炎の症状を改善させる

根本改善には 整体体操 ➡ 症状が残った場合に蒸しタオル法 という流れになりますが、痛みが強い場合などはとりあえず蒸しタオル法で改善します。

  • 激しい痛みの場合は、直接膀胱(痛みの箇所)に蒸しタオルをあてる
  • 痛みがそこまで強くないときは、仙骨に蒸しタオルをあてる
  • 蒸しタオルの熱により、炎症をとり痛みを改善させることができる
  • 排尿痛や頻尿、残尿感など、他の症状も自然にやわらいでいく

Point

わざわざ “蒸しタオル法” と表現するのは、かっこつけるためではありません。手順や注意点を守る事で、炎症や痛みをとる=対症療法だけではなく、頻尿などの機能改善や腎臓の働き改善まで効果を広げることができます。そのために、初めての方は一度 蒸しタオル法についての記事 を参照しておいて下さい。

根本からの膀胱炎改善は、腰椎5番の体操 ➡ 下腹部に蒸しタオル法 の順で

  • 腰椎の根元にある5番目の椎骨は、膀胱との関連が深い
  • 体操でこの骨をゆるめることは、膀胱全般の症状や機能の改善につながる
  • “へその少し足側” には腎臓の急所があり、蒸しタオル法を行うことで腎臓の働きが改善される

Point

整体体操も手順や要点を守って行うことで、肺や心臓など、腎臓や膀胱に負担を掛けた根本原因の箇所まで響いて改善できるように設計されています。腰椎5番の体操の手順はこのあと解説しますが、整体体操自体が初めての方は先に 整体体操についての記事 を参照しておいて下さい。

膀胱炎を起こす体質の根本改善を行う、“腰椎5番の体操”の手順

  1. 仰向けに寝て、両膝を立てる
  2. 膝を曲げてくるときに腹筋に力が入ってしまった場合は、力を抜く
  3. 力が抜けた状態で、なるべくかかとをお尻に近づける
  4. 両ひざを大きく開き、足の裏どうしを合わせる
  5. そこから更に床を滑らせるように、かかとをお尻に近づける
  6. ひざを左右交互に床に近づけて、腰の付け根の骨を刺激する
  7. 自然と腰が反ってくるので、反りきったところで2~3回繰り返し
  8. 反った腰をキープしながら脚を床に伸ばしていき、ゆっくり力を抜く

Point

腰が反ってこないときは、腹筋や上半身に力が入っています。一度最初から、力が入らないようにやり直してみます。ひざを交互に床に近づけるときも、力で大きく動かしてしまうと腰が反ってきません。最初はどうしても腰が硬いため大きな動きになりがちですが、だんだん小さな動きに集約させていきましょう。腰が自然に・・・反ることで、肺や心臓など根本原因までゆるめることができます。

膀胱炎の予防方法

  • 疲れをためない生活をする
  • 疲れると膀胱に症状が出やすい人は、普段から腰椎5番の体操で膀胱をゆるめておく
  • 春から秋にかけて、しっかりと良い汗をかく

Point

昼間に思い切り動くことは、動物としてはむしろ良いことであり、睡眠の質も上がり疲れを残しません。しかし現代人は、仕事の細分化やパソコン作業の増加により、体の一部を酷使することが増えました。この部分疲労は寝ても容易に回復しません。或いは夕食の時間が遅くなっていることも大きいです。この辺りの改善方法や睡眠については こちらの記事 で解説しています。
また猛暑の現代では、外での散歩や運動で良い汗をかくことが難しいです。どんな季節でも、簡単に良い汗をかくには入浴がおすすめです。詳細は、良い汗をかける温浴法 を参照して下さい。

まとめとおすすめの書籍

まとめ

  • 膀胱炎を引き起こす流れは 体の過労 ➡ 肺や心臓に負担 ➡ 心肺機能の低下 ➡ 体内に老廃物が溜まる ➡ *²腎臓が余分に働いて排泄 ➡ 腎臓が疲労で機能低下 ➡ ろ過機能低下により膀胱に負担 ➡ 膀胱が疲労で細菌などへの抵抗力が低下 ➡ 膀胱炎発症
  • 或いは 良い汗をかかない生活 ➡ 体内に余分な水分・老廃物が溜まる ➡ 以下上記*²に準ずる
  • 尿路結石、前立腺肥大症、神経因性膀胱、尿路の腫瘍など背後に病気が隠れていることもあるとされているが、これらについても同様の機序で説明できる
  • 膀胱炎の症状改善方法として、蒸しタオル法を紹介しました
  • 膀胱炎を起こす体質の根本改善方法として、腰椎5番の体操を解説しました
  • 膀胱炎の予防方法として、睡眠、汗について解説しました

おすすめの書籍

  • お腹をさわれば全身が変わる! 人体力学
    膀胱炎について解説されている書籍はいくつかありますが、新しいものはこちらになります。新しい分、豊富な写真やイラストにより分かりやすい一冊です。もちろん記事で紹介した体操も、分かりやすく写真で解説しています。
    書籍名にあるように、おなかについてまとめられた本ですが、全ての症状はおなかに表れています。よってあらゆる症状に対する改善方法を知ることができる一冊になっています。
  • 体のゆがみを治して健康になる!
    こちらも今回の記事を書くにあたって、かなり参考にした書籍です。新品での購入は難しいようですが、様々な体の不調や症状の原因から改善方法まで解説されており、手元に置いておきたい一冊です。状態の良い中古本が出品された時に購入しておくことをおすすめします。
  • 整体法1 体の自然を取り戻せ
    こちらは更に古い書籍です。最近の本のように分かりやすいイラストなどは無いですが、その分内容は非常に濃いものになっています。整体に興味を持ちましたら、ぜひ手に入れて欲しい一冊です。

学べる施設

井本整体 HP “人体力学”を提唱している、本物の整体を学べる場所です。がっつり学ぶだけでなく、まずは整体に軽く触れてみたい方、自分に合った体操をオーダーメイドしてもらいたい方など、いろいろな講座が用意されています。メルマガやオンライン講座なども用意されていますので、一度ホームページを覗いてみてください。

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