日本人の不調の原因は8割が食べ過ぎ!量や体型は関係ない?食べ過ぎる理由から対処法まで解説します。

整体の知恵

皆さんは、食べ過ぎることに対して、どのようなイメージを持っていますか? “唯一人が望んで受ける苦痛が満腹である” と言われるように、幸せな悩みという感じでしょうか。また、太るとか、夜寝る前には食べ過ぎない方がいい、というように良くない印象もあるとは思います。しかし整体的にしっかり体を読んでいくと、食べ過ぎは、あらゆる症状に関係していることが分かります。

この記事を読むメリット

一般的な認識より遥かに深刻なで多岐にわたる、食べ過ぎによる体への影響を理解できます。また食べ過ぎてしまう理由や回避方法を知ることが出来ます。それだけに留まらず、どうしても食べ過ぎてしまう現代人の性と食べ過ぎたときの対処法を知ることで、生きにくい現代を柔軟に生きていく術を習得できます。

現代人の不調の原因の多くは、食べすぎが原因

昔と今の違い

戦後の食糧難の時代は、栄養を吸収する器官である小腸に関連するところに異常が出ることが多かく、整体でもその辺りをよく調整していたそうです。対して栄養過多の現在では、食べ物を排泄する器官である大腸に関連するところに異常が出ています。これは、整体的な見方でなくても、大腸がんが増えていることからも容易に説明できます。

一般的認識との違い

前述したように現代では、整体的に体を読んでいくと不調の原因が “食べ過ぎ” であることがとても多いです。更に近年では猛暑による影響が増大していますが、この問題も食べ過ぎが重なることで深刻化します。などで、ろくに体を読まずに『症状の原因は食べ過ぎです』と言っても8割当たる程です。しかし、そのうち多くの人は痩せていたり、食べる量が平均以下であったりするので、『私は食べ過ぎでません!』と感じる人も多いと思います。

優先的に読んでほしい理由

不調の大きな原因になっている “食べ過ぎ” ですが、現代人の複雑化するストレスを解消する方法の一つになっていることも事実です。このように、現代人の健康を語るうえで外すことのできない“食べ過ぎ” というものを、先ずは誤解なく認識してほしいと思います。

“食べ過ぎ” の体になる原因

食べ過ぎかどうがの判断は、量やカロリーではない

食事の適量は、

  • 性別、年齢、個人差
  • 季節、その時の気温や体調

などにより様々で、

  • お茶碗半分の量
  • 規則正しい3度の食事

が食べ過ぎの原因になることもあります。

夜遅い食事や寝る前の食事

これは一般的にも言われていることですが、その理由は “寝てる間も体が消化吸収をしていて体を休められず睡眠の質が低下する” など漠然としていると思います。なので整体的に少し解説しておきます。整体では1日を通した体の使い方として、

  • 昼間は思い切り動き、夜は昼間の出来事を思い返す余裕もないくらいバタンと寝る
  • 寝ているあいだに、昼間使って硬くなったところが全て緩んでいく
  • 翌朝には疲労がリセットされ、全身が緩んでいる

ことが理想とされていますが、夜遅くに食べると消化に関連する器官が緩みません。消化に関係する器官や神経は多く、その影響も多岐にわたりますが、分かりやすい例を一つ挙げておきます。

寝る前の食事が不調につながる例

  • 胃は左の、肝臓(消化器の一つ)は右の肋骨とお腹の堺にあり、ここが睡眠中に緩まない
  • 肋骨の季肋部は部分疲労として翌日に持ち越すようになり、慢性的な硬直になる
  • 硬直はやがて肋骨全体に広がり、呼吸が浅くなり、睡眠の質が低下する
  • 更に体の疲労が回復できなくなり、悪循環に陥る

栄養自体が過多

現代人は、栄養自体を摂りすぎているので、サプリメントや健康食品でも食べ過ぎの状態になります。整体では成長期や妊娠前後を除き、現代の日本で栄養に気を使うことはありません。また成長期や妊娠前後であっても、栄養のバランスなどを考えることはせず、栄養の濃い牛肉を中心に摂るように指導する程度です。なぜならそれ以上は、自分の体に必要なものは自然と食べたくなるからです。

戦争前後の日本は穀物や野菜が中心の食生活であったため、頭が大きく、体の硬い人が多かったそうです。それは動物を見てみれば当然の事実で、栄養の濃いものを食べる肉食動物は体がしなやかで動きも俊敏です。逆に草食動物は硬い皮膚や厚い肉で体を守っています。腰が反り運動神経の良い欧米人にスポーツでなかなか勝てなかった歴史があるのはそのためです。なので整体では離乳直後から牛肉の絞りなど、栄養の濃いもの摂ることを推奨しています。しかし本来は妊娠中のお母さんが濃い栄養で赤ちゃんを育て、授乳中は濃い母乳で赤ちゃんを育てることが大切になります。

食べ過ぎによる影響

直接的な影響

いつも胃腸が張った状態だと、直接消化器の症状として出るのはもちろん、周りの筋肉や肋骨も硬直して、働きが悪くなります。場合によっては、すぐ上にある心臓を押し上げるように圧迫し、不整脈や高血圧など循環器の問題も生じます。

2次的な影響

胃や周囲が硬直することで動きが悪くなると、それをかばったり支えるように、様々なところに影響します。例を挙げると、

  • 肩や首で支えて、それぞれの症状を引き起こす
  • 胸の筋肉に負担がかかり、喉に症状や嚥下の問題を引き起こす
  • 腰で支えて、腰痛になる

など、いろいろな症状の原因になります。

神経的な影響

食べ過ぎに関連する神経の出る椎骨の近くには、耳や心臓、呼吸器の神経に関連する椎骨があり、それらにも影響します。中耳炎や喘息なども食べ過ぎが原因の場合が多いです。

食べ過ぎのサイン

食べ過ぎがの状態続くと、体がいくつかのサインを出してくれます

口内炎になることで、“もう口に食べ物を入れないで” のサイン

整体では口内炎に対してはビタミンC など栄養を追加するのは逆効果で、胃を休ませるのが一番とみます。もちろん胃を癒すのも、何かを加えるのではなく、何も胃に入れないのが一番であるということです。

前腕の外側が硬くなり、“もう箸を持たないで” というサイン

具体的な場所はここでは解説しませんが、肩こりなどに効果があるとされ、比較的広く知られている “三里” というツボが目安になります (このことから、肩こりの原因に食べ過ぎが多いことが分かります)。
正統な整体ではあまり “ツボ” や “急所” を追い求めることはしませんので、このブログでも触れることは少ないです。その理由は、急所は時代によって変わるものであるし、何より人それぞれ違うからです。整体が体操をすすめる理由もそこにあり、何か一つでも自分に合った整体体操を身に付けることで、自分に起こるあらゆる症状に対処可能になります。

匂いを感じにくくさせることで、食欲を低下させる

コロナウイルス感染症の症状の特徴の一つとして、食べ物の匂いが分からなくなるということが発表されました。しかし整体ではこれが “コロナウイルス感染症を改善させるためには食べ物が邪魔になるから、これ以上食べないで” という体からの大切なサインであることが解ります。この辺りの詳細は コロナウイルス感染症についての記事 を参照して下さい。

食べないことが栄養になることもある

大病の時に余分な栄養が回復の邪魔になることがあるのは上述しましたが、栄養を減らすことで、体が栄養を求める欲求を引き出し、それを利用して生命力を高める効果もあります。

例えば低身長や成長障害を心配する人が多く、躍起になって栄養を入れようとしますが、本人は食欲が出ないこともあります。このようなときは “食べないことが栄養になっている時期” と言えます。またそのような時期を経過することで、栄養価の低いものからでも多くの栄養を吸収できる体になります

食べ過ぎないために

体からの要求に耳を傾ける

本来はとても単純です。自分の体の要求に合わせて、

食べたいときに、食べたいものを、食べたいだけ、食べれば良い

だけです。動物の本能は、長く健康に生きて多くの種を残すように働くので、当然の事実です。しかし現代人は体の要求より、周りの情報や頭で考えて食べるものを決めるようになってしまったため、どんどん自分に必要な食べ物や量を感じられなくなってきています。なので、今の人に、『食べたいだけ食べれば良い』と言うとからだを壊すまで食べ、『少ないほうが良い』と何処かで聞けば、栄養の必要な成長期や妊娠前後の女性まで必要以上に減らしてしまいます。

例えば、体調を崩し何も口にしたくなかった人が、“水を飲みたい!” と感じたときは、水からでもそのとき必要なあらゆる栄養を吸収するものです。逆に要求もなく摂る栄養は、回復の妨げにしかなりません。この現代人が体の要求をどんどん感じられなくなっている問題は、食に限らずあらゆることに起きており、このブログを始めたきっかけの一つとなっています。

季節に合わせた食べ方をする

これも本来は、体が自然と季節に合わせた要求をしてくれるので任せればいいものです。ただ現代の体温を超えてくるような猛暑では、体が鈍くなり食欲のコントロールが難しくなります。なので以下の点だけは、頭に入れておくことをおススメします。

  • 外気温に対し体温を上げる必要がある冬と違い、夏は圧倒的にエネルギー消費が少ない
  • よって夏は食欲が落ちて当然であり、食べられない = 夏バテ ではない
  • “食欲の落ちる夏でも食べられる物” を探して、無理に食べることは体に大きな負担 
  • 猛暑では体が鈍くなり、そもそも食欲が減らないので意識的なセーブが必要

食べ過ぎもたまには必要

ここまで食べ過ぎによる悪いイメージを書いてきました。そうすると、また別の誤解が生じてしまう恐れがあるので解説していきます。

胃腸を大切にする = いつも適量で負担を掛けない、ではない

運動で体に負荷をかけることで力や運動能力が向上しますが、胃腸も同じです。

たまに負荷をかけることで、消化能力が向上する

いつも一定の量では胃袋もゴムと一緒で、硬く伸び縮みできなくなります。たまには沢山食べて、胃を膨らませましょう。また胃や腸の消化能力も、たまに沢山食べることで向上します。

整体では食に限らず、たまの不養生による能力向上は、いざという時の余力になるため、推奨しています。例えば普段たばこを吸う人が、何か体調を崩した時にたばこをやめると、ものすごい治癒能力を発揮します。そんなときは、自然とたばこを吸う欲求がなくなって教えてくれます。

“よく噛んでたべる” “慌てて食べない” も推奨しない

“ゆっくり、よく噛んで食べる” を続けていると、小さく砕かれて、ゆっくり飲み込まれたものしか消化できない胃腸をつくります。ガツガツ食べて、どんな状態でも消化できる胃腸を持つ方が、あらゆる状態に対応できる柔軟な体であると言えます。

食べ過ぎで症状が出たときは

現代人の複雑化し増大化したストレスは、体へも多大な影響があります。要は食べ過ぎの問題と一緒で、情報や刺激など入ってくるものは増大しているのに、感情など出す方のエネルギーが減少し、体内で悪さをします。もちろん一般的にも言われるように、趣味やスポーツなど好きなことに熱中して発散できれば一番良いのですが、そういった発散先がなく食に走る人もいます。そうしないと余剰エネルギーが病気をつくったり他人にあたったりするからです。そんなとき整体では、

食べることでしか発散できないなら、食べたらいい。整体には食べ過ぎ体操があるのだから、食べ過ぎたらせっせと体操をして緩めたらいい。

と言います。

食べ過ぎ体操とは?

整体体操はどれも文章での理解は難しいですが、この体操は厳密に合っていなくても比較的効果が出やすい体操です。なぜならこの体操が必要な人は、この姿勢まで持っていくこと自体が大変であり効果を伴うからです。記事の最後に参考書籍を載せますが、手順とポイントを挙げておきますのでぜひやってみて下さい。

  1. 背筋を伸ばして、正座する
  2. 手を床につき、後ろにゆっくり倒れていく
    (正座のままがきついなら、膝を開いたり浮いていてもOK)
  3. 上半身が床についたら、両太ももを膝方向へ伸ばす
    (特に膝が開いているときは、膝を少し内に捻じるように伸ばすと胃の急所に力が集まりやすい)
  • 正座から後ろに倒れ、太ももの前=腸の急所 を伸ばしながら、同時に胃の急所である肩甲骨の真ん中辺りの椎骨を刺激する体操
  • きちんと形ができれば自然と胃に関連する椎骨に力が行くが、そもそも必要な人は倒れられないので、背中の下に布団を入れながら少しずつやっていけば良い
  • あらゆる症状に食べ過ぎが関連している=この体操はあらゆる症状に効く
実際重い症状や持病のある人、体全体が硬くて何処から弛めればいいか分からないような人でも、この体操が出来るようになるにつれてどんどん症状を改善していくことも多いです。

食べ過ぎの真実と対処法のまとめ

  • 食べ過ぎの基準は、量や体型ではない
  • 遅い時間や寝る前に食べるのは害しかない
  • 食べ過ぎは、想像以上に様々な不調の原因になっている
  • いつも一定量を、しっかり噛んでゆっくり食べれば良いわけではない
  • 現代人は、食べ過ぎが必要なことがある
  • そんなとき食べ過ぎたら、食べ過ぎ体操で緩めれば良い

おススメの書籍と学べる施設

食べ過ぎ体操には、上半身の動きも追加した “複合体操” があるのですが、こちらにはそちらが載っています。最近の本で、写真やイラストも多く、初めての方にもおススメです。

井本整体 HP “人体力学”を提唱している、本物の整体を学べる場所です。がっつり学ぶだけでなく、まずは整体に軽く触れてみたい方、自分に合った体操をオーダーメイドしてもらいたい方など、いろいろな講座が用意されています。メルマガやオンライン講座なども用意されていますので、一度ホームページを覗いてみてください。

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