近年では生き方の多様性が強く求められ、長い間続いてきた人の営みが急激に変化してきています。それに対応するために、社会のシステムや制度など人を守る環境づくりも進められています。しかし人の体に関してはどうでしょうか? 何千年もの間続いてきた生活様式を短期間で変えることによる、体への負担は決して小さくはありません。
急激な気候変動や異常気象による体への負担を感じる人は多いと思います。しかし実際は女性の社会進出や男性の育児など、急激な生活様式の変化による負担も大きいです。この記事では、男女の骨盤違いから、それぞれの素晴らしい能力とそれを最大限に発揮するコツを解説します。それにより急激な時代の変化に対応する方法を知ることができます。
男女の骨盤の違い(一般的な認識)
男女の骨盤の違いについて、インターネットで検索すると以下のようにあります。
男性と女性の骨盤には、大きな違いがあるのをご存知ですか? 一般的に男性の骨盤はハート形で、仙骨の幅が狭く、垂直に長い形状をとっています。 一方、女性の骨盤は横楕円形で、仙骨は短くて幅広くなっています。 男女の骨盤の形が異なるのは、女性の体身体が妊娠、出産に適したつくりになっているためです。
検索結果の一番上に表示されたものですが、簡潔なのに要点を押さえていて分かりやすいです。
さらに医療系以外では、機能に関しても触れられているホームページもあります。
女性の骨盤はー(中略)ー赤ちゃんを産むためで、骨盤も大きめに作られているのです。そのため、伸縮しやすくなっており、ゆがみやすくなっている原因の一つとなっています。また、腰痛の女性のほとんどは、骨盤底筋の機能が低下しています。もっと言えば、お股がユルユルになってしまっている状態です。
男女の骨盤の違い(本物の整体的な認識)
形状の違い
前述したように、整体では形よりも動きや力学から体を読んでいきます。それでも骨盤の形から特徴を挙げると以下のようになります。
- 男性の骨盤は、重いものを支えやすいように、閉じた形をしている
- 女性の骨盤は、赤ちゃんが快適に過ごせるように、開いた形をしている
可動性の違い
男女の骨盤で最も違う部分は、動きやすいかどうかです。
- 男性の骨盤は、負荷に強いように、がっちり固定されている
- 女性の骨盤は、生理や出産をスムーズに行うため、動きやすくなっている
感受性の違い
このように女性の骨盤は、動きや働きがあることが特徴になります。その分精密になり、外からの刺激やストレスには弱いと言えます。
- 男性の骨盤は、ストレスの影響を受けにくい(肺や消化器など他には影響する)
- 女性の骨盤は、ストレスの影響を受けやすい(肺や消化器などと並行して影響する)
Point
以前 『女性は子宮でものを考える』と言われていたことがあります。これはもちろん差別用語ととられても仕方ないものですが、頭で考えすぎたり悩みが多いと、そのストレスが骨盤(骨盤内臓器)に影響することは多いです。古来から狩りや争いなどは男性が行い、女性をストレスから守ってきた理由はそこにあります。
長所と短所
以上を踏まえると、それぞれの長所と短所が見えてきます。
- 男性の骨盤は、重さや負荷に強いが、一旦壊してしまうと戻りにくい
- 女性の骨盤は、重さや負荷で壊しやすいが、戻りやすい
骨盤(体)に合わせた生き方
これら骨盤の違いから見えてくる、楽に生きるためのポイントを挙げていきます。
本来であれば
- 男性は積極的に重労働や頭脳労働を行い、女性をストレスから守る
- 女性は体への大きな負担やストレスを避け、勘や感受性を大切に育てていく
女性は生理を活用する
本来女性の体にとって、生理や出産はとても有用なものです。
- 体内の毒素や老廃物の掃除(排泄)ができる
- 体の歪みをリセットできる
簡単に2行でまとめましたが、とてつもない利点です。理由は現代の日本人の不調は、この2つでほとんど対応出来てしまうからです。現代日本人の、不調の原因トップ2は以下のようになります。
- 栄養過多による、自家中毒や体の硬直
- 異常気象や猛暑による、呼吸器を経由した体の歪み
Point
もちろん生理不順などがあれば、骨盤が正常に戻らなかったり、不要な血液を出し切れなかったりと、逆に悪影響を引き起こします。しかし生理が順調であれば、体をリフレッシュして歪みを改善するチャンスが毎月あるということです。生理を順調に経過させる方法は、記事の後半で紹介していきます。
女性は妊娠・出産・育児を活かす
女性が妊娠・出産・育児を行うのは、損だと感じる方もいるかもしれません。しかしこれらには女性ならではの能力や、利点が存在しています。
- 妊娠前は、妊娠に備えて体を整える良い機会になる
- 妊娠中は、お腹の中の赤ちゃんと話し合い、勘や感受性が向上する
- 体が整えきれずに妊娠した場合は、つわりというかたちで整えきる
- 出産で大きく骨盤が開くことで、完全に歪みがリセットされる
- 出産後7週程度は床上げせず、骨盤に負荷を掛けなければ、理想の骨盤が完成する
- 妊娠中にしっかり赤ちゃんと会話出来ていれば、赤ちゃんが泣く理由も感じ取れ、聞き分けの良い赤ちゃんになる。良い関係は思春期や大人になっても続く。
Point
妊娠・出産・育児に関しての詳細は 子育てに関するいくつかの記事 などで紹介していますが、このように出産は母子共に将来まで楽に生きるためのイベントとすることが出来ます。
女性は感受性の高さを活かす
女性は生理の周期で骨盤やホルモンの分泌が変動するため、環境の変化にも敏感に反応し、不安定とも言えます。しかし逆に言えば、感受性がとても高く柔軟性に富んでいるということです。
- 小さな変化や違和感に気づきやすい
- 相手の気持ちになって考えられる
- 柔軟に考え、柔軟に動ける
男性は女性が能力を発揮できる環境をつくる
- 男性は古来から、女性をストレスから守り、子孫を繁栄させてきた
- 社会や仕事においても、女性を守る事で能力を発揮してもらうことができる
- 男性は育児に直接手を出すよりも、女性が子育てに専念できる環境づくりをする方が大切
Point
力仕事の軽減までは考えられていても、ストレスや悩む行為が女性の骨盤に悪影響を与えることまでは、あまり知られていないと思います。女性のストレスは骨盤内に塊(子宮筋腫やその他の腫瘤)をつくったり、生理不順や異常出血、不妊などを引き起こします。
骨盤を整える方法
整体体操で整える
骨盤の歪み方や原因、生理の周期に合わせるなど色々な体操がありますが、全てを紹介する訳にはいきません。どのみち文章だけでの理解は限界もありますので、豊富な写真や分かりやすいイラストの書籍も併せて紹介します。ただし筆者は、少ない白黒写真と文章のみの昔の書籍でも効果を出せましたので、取り敢えず一度やってみることをおすすめします。少なくとも “整体体操” という名で世に出ている、殆どが偽物である本を読むよりは余程有用です。
骨盤を整える体操の一つとして、骨盤挙上体操をこちらの記事 で紹介していますが、比較的文章でイメージしやすく、かつ女性の骨盤の繊細さを感じられる体操を選びました(もちろん男性にも有用です)。
ここでは更に “感じること” に重点を置いた、”骨盤呼吸法” を紹介します。
- 仰向けになり、目を閉じる(脚は楽に閉じた状態)
- へその左右の離れた位置(側面までいかない端の方)に、左右それぞれの手のひらを置く(手首が楽になるように指先は斜め内に向ける)
- ゆっくり息を吸いながら、手のひらを指先方向へ滑らせる(へそより拳一個分下で左右の指先が合わさるくらい)
- ゆっくり息を吐きながら、2.の位置まで手のひらを戻す
- これを数回繰り返す
Point
上手くいくと、自然と腰にアーチが出来てきて骨盤の中が温かくなります。手や手首に力が入ると、意識がそちらに向いてしまい上手くいきません。本来はこの位微妙な感覚で体は調節しなければならず、外からの力で骨盤を大きく捻じったりボキボキすることが如何に怖いことかが分かります。
参考にした書籍です。左は女性が楽に生きるためのポイントが沢山載っており、右は男女問わずあらゆる症状への対処法が解説されています。
温浴法で整える
こちらも症状や目的に合わせていろいろな方法がありますが、今回は腰から下の不調や生理不順に効果のある “腰湯” を紹介します。
- お湯の温度は45℃(熱すぎる場合は調節)
- 湯量は、骨盤が浸かる高さ(へそ上くらい)
- 時間は、4~6分(汗をかかない、赤くならない場合は2分追加)
Point
腰湯は温浴法の中で、“部分浴”という部類に入ります。部分浴は全身浴法に比べて温度が高いのですが、他の肘湯や足湯などに比べて腰湯は浸かる範囲が広いので熱くて厳しいという方もいるかもしれません。そのような場合は、やや低い温度から徐々に上げる(湯量が少なく追い炊きが難しいかもしれませんが)などの工夫も良いかもしれません。いずれにしても、数分で汗をかけるだけの温度は必要ですので無理のない範囲でやってみてください。ただし持病などがあり心配な場合は、医師と相談してから行ってください。
一つ注意点があり、他の部分浴や全身浴、蒸しタオル法との併用では互いの効果を打ち消し合ってしまいます。最低でも3時間以上はあける必要があります。
まとめと学べる施設
まとめ
- 男性の骨盤は、形状も機能的にも負荷やストレスに強いようになっている
- 女性の骨盤は、赤ちゃんの快適さ重視のため負荷やストレスには弱い
- 女性の骨盤は、壊れたり歪みやすいが毎月改善の機会がある
- 男性の骨盤は、頑丈だが一度壊すと厄介である
- 生き方の多様性は、骨盤の特徴に逆らう行為でもあり負担がとても大きい
- その様な変化に耐える方法として、骨盤を緩める方法を解説しました



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