喘息の原因、子供に多い理由、大人も含めて増えている理由、改善方法含め整体的に解説していきます。

症状改善

以前は子供の病気という印象が強かった喘息。現代でもその傾向は変わらないものの、乳幼児期や成人含め、全体的に増加しているようです。しかしリアルタイムで人の体を読み解いている整体では、そのような変化を起こす理由も含め対処法までしっかりと把握できています。

この記事を読むメリット

そもそも喘息が子供に多いということは、どうしても親子関係を無視できません。また現代では発症年齢も広がりをみせながら、全体的に増加傾向にあると言われています。この記事を読むことで、それらの原因について理解を深めることができます。それにより喘息を引き起こさないための予防法や対処法、更には改善方法まで知ることができます。

親子関係に踏み込むということは、とてもデリケートで複雑な問題と言えます。この記事では、決して安易に、簡単に子供の喘息の原因が親にあると伝えるものではありません。そのような誤解を生じないように注意を払いますが、人によっては不快に感じるかもしれません。しかしそれでも伝えるべきこととして書かせていただきます。
また、喘息という診断や治療については医師にしか認められていません。この記事でも喘息かどうかの判断や喘息と診断が受けたことに対して意見するものではありません。よって本来は喘息という病名も使うべきではないのかもしれませんが、一般の方にも分かりやすいようにあえて使っています。
以上をご理解いただける方のみ読み進めて下さい。

喘息についての一般的認識

最初に一般の方でもイメージしやすいように、喘息について医療的な認識について紹介しておきます。

気管支喘息は、急に空気の通り道となる気管支が狭くなってしまい、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」し始めて呼吸が苦しくなる状態(いわゆる発作)を繰り返す病気で、気管支に慢性的な炎症が起こっていることが分かっています。この炎症のために簡単な刺激が入っただけでも気管支の壁が腫れたり、粘液(痰)が分泌されたり、気管支の周りの筋肉が縮もうとしたりして気管支が狭くなってしまい発作が起こります。そのため、炎症を治さない限りいつまでも発作が出現します。  【サイト:国立成育医療研究センターより抜粋】

日本では、子どもの5~7%、大人の3~5%が喘息にかかっているといわれています。子どもの喘息は男子に比較的多く、アレルギーが原因であることがほとんどとされています。小学校高学年ぐらいから発作がなくなる時期がありますが、20~30歳代に再発することもあります。大人の喘息(ぜんそく)の6~8割が大人になって初めて発症した人たちで、男女比も変わりません。子どもの喘息(ぜんそく)に比べ、原因が明確に特定できない場合が多いとされています。  【サイト:薬と健康の情報局より抜粋】

喘息の発作は、風邪、運動、アレルゲン(アレルギーの原因となる物質)、たばこ、気温や気圧の変化など、さまざまな刺激が原因となって起こります。こうした刺激をできるだけ避けることが、発作の予防につながります。  【サイト:アレルギーi より抜粋】

長期管理においては喘息をよく理解した上で、次の3本柱を実践することが大事です。
・喘息を悪くする原因を減らす(悪化因子への対する対策)
・気道の炎症を抑えるために薬を使用する(薬物療法)
・発作が起こりにくくなるように体力をつける(体力作り)
【サイト:国立成育医療研究センターより抜粋】

喘息の原因(整体的認識)

一般的な説明では原因が明確にされていない

  • 一般的には “原因” ではなく、 “誘因” ありきで説明されている
  • 子供であればアレルギーが原因のことがほとんどとあるが、そのアレルギーが起こる原因は不明で、結局はダニやほこりなどのアレルゲン(アレルギーの誘因)で説明されている
  • アレルゲン以外の誘因となると、たばこ、風邪、ストレス、気圧の変化、運動など、非常に多岐に渡る
誘因については良く調べられているのですが、結局は直接的な原因がはっきりしていません。それにより予防や対処法も複雑になりますし、それらの効果があるかないかなどの判断もぼやけてしまいます。

直接的な原因は呼吸器への負担である

難しく考える必要はありません。喘息の症状を症状をネットで検索しても、以下のように肺や胸に関係するものばかりなので、とても明白なことです。

  • 呼吸困難
  • 発作性の激しい咳、痰
  • 胸の痛み
  • 動悸、息切れ
  • 背中の張り

Point

アレルギーとか免疫とか、難しく捉えるから難しくなってしまいます。視野を広げて一人の人間、生物として向き合えば、喘息の状態の人をみたときに『呼吸が苦しそうだな』と誰でも思うはずです。ということは、間違いなく呼吸器に負担が掛かっているということです。その大前提が分かっていれば、原因だけでなく予防法や対処法もシンプルに捉えることが出来ます。それをこのあと解説していきます。

症状を起こす原因

呼吸器への負担があるという大前提が分かれば、あとは呼吸に負担をかけた大元の原因を見つければ良いだけなのですが、それが分かれば症状についてもシンプルに説明できることを解説しておきます。

  • 呼吸器に負担が掛かる = 肋骨や周囲の筋肉が硬くなり肺が伸縮しにくい = 呼吸困難や動悸、息切れの原因となる
  • エネルギーの元である呼吸器に余裕がなくなる = 外からの刺激などに対しても余裕がなくなる 免疫の問題やアレルギー体質を引き起こす
  • 激しい咳や痰を吐き出させる = その刺激で硬い筋肉や肋骨を緩めさせようとしている
  • 背中や胸の痛み = 痛い所をギューッとしてもらい硬く働きを失っている所に力を集めてもらおうとしている
最後の “痛み” については、ここでの説明だけではイメージしにくいかもしれません。詳しくは 痛みや痒みについてまとめた記事 を参照してください。

呼吸器に負担をかける3大原因

  1. 一番大きいのは、ストレスなど心理的な問題である
  2. 食べ過ぎが原因のことも多い
  3. 近年では、気温や気圧の変動が原因で呼吸器に負担を掛けるひとも多い

喘息を引き起こしやすい体の特徴

上記の原因による呼吸器への影響のしかたは 食べ過ぎの記事異常気象の記事 などを参照していただければと思いますが、いづれにしても喘息に向かう体の特徴は以下のようになります。

  • 呼吸器と関連の深い、首の付け根やや下の背骨(胸椎の上から2~3番目の骨)が硬く、
  • 姿勢は前傾し、胸の前側や肺を常に圧迫しており呼吸も浅い
  • 肋骨を支えきれず、下がることで背中を引っ張っている

そこから発作に至る機序

  • 上記のような呼吸器の状態で更に強いストレスやアレルゲンに接すると、肺が急激に緊張状態に陥る
  • 背中は更に引っ張られ、胸椎と腰椎の境目の背骨や周囲の筋肉(下後鋸筋かこうきょきん)も強く硬直する
  • この筋肉は呼気に関連するため、吸うだけでなく吐くことも困難になり発作を引き起こす

Point

呼吸器(肺や肋骨)が硬くなり深い呼吸ができていない人は多く、ストレスや異常気象にさらされた現代人の不調の最大の原因になっています。この状態に更に息を吸うための筋肉の硬直が加わることで急激に肺の緊張が高まるのが喘息の症状です。気道も圧迫され 喘鳴ぜんめい と呼ばれるヒュー音の原因となります。激しくせき込むなどして、急激な緊張を緩めようとします。

子供に多い理由

  • 成長途中の子供は、内臓や組織が未熟なため刺激に弱い
  • 呼吸を通して外とのつながりが深い肺は、特に刺激を受けやすい
  • よってストレスによる影響にも、耐性が弱い
  • 更にストレスを受け流したり解消する術も持っていない
  • 愛情に飢えている子供は病気をすることで、親の気を引こうとすることがある
そう言われてしまうと、ただでさえ子育てに余裕がないお母さんの方がストレスで体を壊してしまうというような難しい問題です。しかしお母さんが変わらずして子供の喘息が改善しないことが多いのもまた事実で、目を背けるわけにもいきません。そもそもお母さんの愛情がないわけではなく、コミュニケーションが上手く取れないだけであって、その原因もお母さんではなく、妊娠・出産・育児を取り巻く社会の制度にあります。そのあたりの詳細は、妊娠・出産・育児についてまとめた記事 を参照してください。

喘息の予防・改善方法

親子関係を中心とした、ストレスで子供が発症する喘息に関しては、原因の項でも紹介した 妊娠・出産・育児の記事 (乳幼児期の症状では特に 後編記事 )もあわせて参照してください。ただし記事だけでは乳幼児期の育て方を網羅することは難しいので、実際に症状をお持ちの乳幼児がいらっしゃる場合は、下の書籍をおすすめします。

予防方法

原因の項で解説したように喘息の人の特徴は、呼吸器に余裕がなく、肺と関連する胸椎2-3番目の骨が硬直しています。必然的に予防方法は呼吸器に負担を掛けない生活を心がけ、負担で硬直したら早めに緩めてあげることになります。

  1. なるべくストレスを避け、自分に合った趣味や軽い運動をみつけて溜めないようにする
  2. 常習的な食べ過ぎを控え、食べ過ぎたら “食べ過ぎ体操” で緩めておく
  3. 夏はエアコンを上手に使って暑のダメージを最小限に抑え、お風呂で汗をかいたり呼吸器を緩める体操でケアしておく
  4. 普段から肋骨や胸椎2-3番目の骨を、体操などで緩めておく

Point

1.ストレス解消のために食べ過ぎてしまったら、自己嫌悪に陥らずに “食べ過ぎ体操” でせっせと緩めておきましょう。3.については 異常気象についての記事を参照してください。4.についてはこのあと解説していきます。

胸骨体操で予防・改善をおこなう

  1. 膝立ちになり、胸の前で両手の甲(裏どうし)を合わせる(指先上)
  2. 指は伸ばしたまま、指を組む
    (左右どちらが前でも良いので、人差し指から小指を交互に重ねる)
  3. 指を曲げてきて、第二関節(指先から数えて2つ目の曲がるとこと)だけで左右が引っかかっている状態をつくる
  4. 組んだまま手を楽に下におろす
    (手のひらは上向きになる。肩に力を入れてまで肘を伸ばす必要はない)
  5. 組んだまま腕を、体の前から頭上まで上げていく
    (背中が丸まったり反り過ぎないように注意し、少しだけ組んだ手を伸ばす張力を感じながら上げるようにすることで、少し胸が上がる感覚があるとなお良い)
  6. 肘を(開きながら)曲げてきて、組んだ指を後頭部に当てる
  7. 肘を左右交互に、ゆっくり外側に伸ばす
  8. 開いた胸を更に広げるように、斜め後方から腕をゆっくり下ろす

Point

肘を伸ばすときに背中の中心である背骨や前側の中心である胸骨を動かすことがポイントです。そのためには ①少しだでお尻を後ろに引いて、しっかりとした土台をつくり、②肘を伸ばすときは腕に力を入れず、肘が糸で引っ張られるイメージで行うと真ん中に力を集めることができます。

胸椎8番の呼吸法で予防・改善をおこなう

  • 胸骨体操よりも楽にできるため、軽い発作時にも有効です
  • 動悸や不整脈時にも効果が期待できます。
  • 胸椎8番の呼吸法は、こちらの記事 で手順など解説しています

発作時など体操ができないときは蒸しタオル法をおこなう

  • 咳で一部の肋骨に響くなど、局所的に違和感がある場合はそこの当てる
  • それ以外の場合は、鎖骨の下、胸の中央に当てる
  • 予防として行う時は、胸椎8番目の骨(背中の真ん中、肩甲骨下端の高さ)に当てる

Point

蒸しタオル法は決して対症療法ではなく、根本の原因から改善させられる効力を持っています。しかし簡便で効果の高い技術ですが、やり方を間違えると効果が半減したり、ほとんど無くなってしまうこともあります。よって初めての方は、蒸しタオル法についての記事 に一度目を通しておいてください。

まとめとおすすめの書籍

まとめ

  • 喘息の原因は、症状を見て分かるように、シンプルに呼吸器(肺)への負担である
  • 呼吸器への負担が喘息の症状を引き起こす流れをいくつか解説しました
  • 現代の呼吸器に負担を掛ける3大原因は、ストレス、食べすぎ、異常気象である
  • 喘息を起こしやすい体の特徴や発作への機序を解説しました
  • 喘息が子供に多い理由を解説しました
  • 予防方法を生活面から解説しました
  • 予防・改善方法として、胸骨体操、胸椎8番の呼吸法、蒸しタオル法を解説しました

おすすめの書籍と学べる施設

   

どちらも喘息について詳しく解説しています。左の書籍は呼吸法や呼吸法を併用した体操が沢山紹介されており、貴重な一冊です。この記事では紹介していない、喘息に効く体操も載っています。右の書籍は今回紹介した体操が両方紹介されています。現代人が多く抱える問題である、免疫について詳しく解説されている一冊です。

学べる施設

井本整体 HP “人体力学”を提唱している、本物の整体を学べる場所です。がっつり学ぶだけでなく、まずは整体に軽く触れてみたい方、自分に合った体操をオーダーメイドしてもらいたい方など、いろいろな講座が用意されています。メルマガやオンライン講座なども用意されていますので、一度ホームページを覗いてみてください。

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