整体あるあるなのですが、症状を起こす原因がはっきりしないのは、すっきりせず気持ち悪いです。痔に関しても、一般的な説明ではモヤモヤが残ってしまいます。整体ではすっきりした認識を持っていますので、改善方法を含めて解説していきます。
痔を始め、肛門に現れる症状には、ある臓器への負担が関わっています。この記事を読むことで、痔を引き起こす原因や体の状態を知ることが出来ます。それにより、痔など肛門や周辺に生じる出来物や症状の予防や改善させるためのポイントが分かります。もちろん実際に改善させる簡単で効果の高い方法まで含め、整体的にしっかり解説していきます。

痔に対する一般的な認識

一般の方がイメージしやすいように、先ずは一般的に痔についてどう言われているか紹介しておきます。第一三共ヘルスケアHPより抜粋させていただきました。
便秘がちで排便の際に強くいきんだり、長時間座りっぱなしでいるなど肛門に負担がかかることで痔が発生するといわれています。
肛門に負担がかかると、内肛門括約筋と肛門の粘膜の間にある組織(毛細血管などが集中するクッション部分)がうっ血して血行障害が起こり、その部分が痔核(いぼ痔)となってしまうことがあるのです。水分が吸収されて硬くなってしまった便が肛門を傷つけてしまい、裂肛(切れ痔)を引き起こすこともあります。
痔(肛門の症状や問題)の原因 ~整体的認識~
肛門の症状は、心臓の働き低下が原因

その根拠は以下の関連性によるものです。
- 心臓の働き低下 = 遠く離れた肛門まで血液が十分届かない
- 心臓 = 括約筋 = 肛門
血流低下による痔の発生までの流れ

心臓の働き低下 ➡ 血流悪化 ➡ 肛門まで血液が運ばれにくくなる ➡ 肛門周囲の血液が滞る ➡ 肛門括約筋の働きも低下
Point
その結果、うっ血(静脈血が異常に溜まる)によりいぼ痔を形成したり、組織が弱くなり(硬い便などにより)切痔を引き起こす原因になります。
心臓の働き低下と痔の発生の関連

- 括約筋とは、収縮と弛緩により器官を開閉する筋肉の総称である
- 肛門以外にも、尿道や瞳孔、胃の幽門など、体には括約筋が使われている箇所がいくつかある
- 収縮を繰り返す心臓とそれら括約筋とは、とても関係が深いことが整体では分かっている
- つまり心臓の働きが低下するということは、全身の収縮・開閉を伴う働きにも影響が出るということである
Point
このように心臓の働き低下は、血流を介してだけでなく、機能的にも肛門に影響します。括約筋の働きが低下することで、スムーズな排便ができず、肛門や周囲の組織に負担がかかります。その結果、色々なタイプの痔を発生させる原因になります。
心臓の収縮とヘルニア
心臓の収縮力低下は、体の “締める力低下” も意味します。ソケイヘルニアなど、脱腸の問題も心臓の負担と関係が深いです。

呼吸器(肺)の働き低下も、肛門の症状と関係している



- 呼吸器の状態 = お尻の状態
- 心臓と(神経的に)関係する椎骨の上に、呼吸器と関係する椎骨がある
- 呼吸器への負担 = 肋骨の硬直 = 心臓の動きを制限
Point
2.心臓と呼吸器は関連が深く、どちらかに負担が掛かると肛門にも影響が出ます。
また1.の関係から、呼吸器の働きが低下するとお尻の筋肉も張りが無くなり、肛門を守ることが出来なくなります。一般的な認識のところで紹介した “長時間座りっぱなしで肛門に負担が掛かることで痔になる” というのは、“呼吸器の働きが低下した状態で” を付け加えるなら整体的にもありと言えます。
痔(肛門の症状や問題)の整体的な改善方法
胸椎3,4番の体操で呼吸器と心臓をゆるめる


- 膝立ちで、膝は腰幅に開き、足の親指同士を近づけて安定させる
- 軽く尻を引くことで、腰を反らせる
- 両腕を横から上げていき、肩の高さくらいで止める
(手のひらは下向きのままでOK) - 軽く胸を張ると、背中側(腕の高さの背骨)に力が集まる
- 片側は止めたまま、逆側の腕を指先方向に小さく伸ばし、背骨が動いたらゆっくり戻す
- 逆側も同じように行う
- 2~3回ずつ行ったら、ゆっくり横から腕を下ろしていく
Point
基本の腕の位置は真横で手のひらは下向きですが、体の状態によるため、必要な人ほど正常な形では上手くいきにくいです。背骨が動くのを感じにくい、肩首が痛くなるような場合は、腕の高さ、前後、手のひらの向きを調整してみて下さい。正し大切なのは、土台です。時間を掛け過ぎると土台が崩れて増々上手く出来なくなります。一度仕切り直すことも大切です。
また最後に腕を下ろしきるまでは力を完全には抜かず、そこからゆっくり脱力したときに、次の呼吸で動かした背骨に呼吸が入るのを感じる瞬間が一番大切です。整体体操には、このような共通した需要なポイントがあります。初めての方は一度 整体体操についての記事 に目を通しておいて下さい。
蒸しタオル法で肛門周囲をゆるめる

- 直接肛門に、ある程度高い温度の蒸しタオルを冷めるまで当てる
- 滞っている肛門周りの血流が、直ぐに良くなる
- タオルが冷えたら温めなおして当てるを、3~4回繰り返す
- 脱肛や出血などによる排便時の症状などが改善される
Point
痛みなどの症状が出ている場合におすすめです。根本改善には体操の併用が望ましいですが、蒸しタオル法もしっかり行えば、刺激により心臓の問題改善まで期待できます。しかしやり方を間違えると、逆に効果が半減したり殆ど無くなることもあります。初めての方は 蒸しタオル法についての記事 を一度参照しておいて下さい。
まとめとおすすめの書籍
まとめ
- 痔やその他肛門の症状は、血流的にも神経的にも、心臓と関連が深い
- 呼吸器(肺)も心臓を介して、肛門と関連がある
- 痔やその他肛門の問題を根本から改善させる方法として、胸椎3,4番の体操を紹介しました
- 痔やその他肛門の症状を改善させる方法として、蒸しタオル法を紹介しました
おすすめの書籍
- 体のゆがみを治して健康になる!
この記事を書くのにも参考にした書籍です。紹介した体操や蒸しタオル法についても解説されています。しかし新品での購入は難しいかもしれません。 - 今ある悩みに効く女性のための人体美学
痔が発生するメカニズムを、分かりやすい解剖イラストを使って解説されています。女性が起こしやすい不調や症状を中心に取り上げていますが、男性にとっても得るものは大きいです。しかし何といっても、女性にとっては人生が大きく変わる一冊です。



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