痒みや痛みは何故起こる?体がすることに無駄は何一なし!体の声を聞き正しく対処する方法を解説します。

症状改善

子供の頃蚊に刺されたり、出来物ができたり、怪我の治りかけのときなど、かゆくなっていていると『掻くと余計に酷くなるから掻かないで』とよく言われました。高校生くらいになってニキビが酷くなったときも同じように言われます。この頃から漠然とした疑問がありました。“何で体にとって良くないことをさせるような感覚をわざわざ出すのだろう”  それが整体の知恵によりスッキリ解決しましたので解説していきます。

この記事を読むメリット

人は自分の体から声よりも外からの情報や頭で考えたことを信じるようになり、本来持っている回復力や必要なことを感じ取る能力が低下しています。 “痒み” や “痛み” という体からの信号は、最も基本的な体からの要求と言えます。こららを理解することで、生物としての生命力や人間としての高い感受性を取り戻していくことができます。

体の痒みが生じる理由

毒素や老廃物の排泄を促すために “掻いてほしい”

  • 虫刺されや “かぶれ” などにより、皮膚や内部に毒素などが溜まったとき
  • ニキビやアトピー、帯状疱疹など、体内の毒素や老廃物を排泄したいとき
  • 汗を上手に出せず、老廃物を排泄しにくいとき

これらのような場合に、皮膚からの排泄を促すため痒みを生じます。

反応や負担を分散させるために “掻いて欲しい”

体は想像以上に、外からの刺激に反応します。また体に働き過ぎている所があると、硬直を起こします。

  • 扇風機の風を直接体に当てて、硬直を起こした場合
  • 呼吸器の負担などで皮膚が過敏になり、金属アレルギーなどの反応を起こした場合
  • 体の偏った使い方により、部分的に硬直や炎症を起こした場合

体がこのような反応を起こした場合に、硬直や炎症の分散を促す目的で痒みを発します。

力を逃がさないために “掻いて欲しい”

炎症や硬直の状態が続くと、その部分はやがて力を失ってしまいます。そうなってしまうと困るので、その部分を掻かせることで力を逃がさないようします。皮膚の乾燥も水分を蓄える力を失う状態なので痒みを発します。

流れを良くするために “掻いて欲しい”

怪我や手術後、湿疹の治りかけなど、回復を早めるにはその部分の流れ(血流、リンパ節など)を改善することが大切です。そのために痒みを発して流れの改善を促します。逆に言えば、痒みが出てくれば大分治癒が進んできているとみることが出来ます。

このように体が痒みを発するには理由があり “痒ければ掻けばよい” ことが分かります。とてもシンプルです。場合によっては血が出るほど掻くまで痒みが止まりませんが、掻ききれば痕に残ったりしません。何か別の理由で痕が残ったとしても、掻いたから残ったと思い込み噂になると、体の要求よりもその恐れの方が印象に残ってしまうのかもしれません。例えば塗り薬を塗ることで、次は塗り薬を処理するために痒みが出て、また掻いて、などを繰り返していればついには痕が残るかもしれません。いずれにしても、頭で考えたことや外からの知識に頼ると、こんなにも複雑になってしまいます。

体に痛みが生じる理由

毒素の排泄を強く促すサイン

強い毒素や、軽い毒素や老廃物であっても蓄積されてしまった場合は “痛み” という、より強い訴えを発することがあります。要は掻く位では間に合わない状態で、つねったり叩いたりして何とか排泄して欲しいという、体からの要求です。

力がだいぶ逃げてしまったために “力を集めてほしい” サイン

  • 掻いたり蒸しタオルなどの対処をせず、力が抜けかかってしまったとき
  • 根本の原因が深刻で、掻く位では改善が困難なとき
  • 体の中で力が抜けてしまったとき
  • 放っておくと重大な症状を引き起こす可能性があるとき

これらのような場合に、より強い訴えとして痛みを発します。私たちが痛い所をギュッとつかんだり、お腹が痛いときに体を丸める動作は、力が抜けそうなところに力を集めようとする動作なのが分かります。

Point

このように、痒みも痛みも体が不調を調整しようとする働きであり、その多くは痒みの時点で掻いていれば解決します。しかし酷いアトピーや帯状疱疹など、掻くだけでは改善が難しかったり時間が掛かるものがあります。かといって薬などで抑えたり再発したりを繰り返していると、いずれは痛みに発展します。そういうときは、ちょっとだけ整体の知恵や技術で手を貸してあげることで一気に改善させることができますので、記事の後半で紹介していきます。

痛みを通り越すとどうなる?

完全に力を失ってしまう

痛みが出ても対処できずにいると、その部分はやがて完全に力を失い、自力での回復は不可能になります。

他の箇所が代わりに働く

体の他の部分が余計に働くことで、力が抜けてしまった部分の代わりをします。

影響が波及していく

当然余計に働く部分もやがて力尽き、次は別の部分で支え始めます。それを繰り返すことで、やがて体全体としての大きな偏り(歪み)に発展します。

例えばあるとき肩が痛くなったとします。何もしなくてもいつの間にか症状が無くなり安心していると次は肘が痛くなります。これは肩の力が抜けてしまったのを肘で支えた結果にであり、次は同様に手首が痛くなります。手首の痛みでとうとう我慢できず病院にかかると、例えば “腱鞘炎” という診断をもらいます。この頃には肩が痛かったことは忘れているので、手首ばかり何とかしようとします。しかし原因の肩の力は抜けたままなので、いくら手首を調整しても何度も繰り返すことになります。

痒みや痛みが出たとき手助けをする方法

痒い時は、掻きたいだけ掻く

先ず痒い時は、掻きたいだけ掻けば良いです。整体では “丁度よく掻くこと” で免疫力も向上することが分かっています。他人の体を “丁度よく掻く” のは難しいですが、自分の体なら簡単です。

虫刺されやかぶれなどの痒みは “化膿活点” の技術で改善させる

両腕と両脚の付け根の4か所に急所があり、近い所を使います。腕の化膿活点については こちらの記事 で解説しています。

脚の化膿活点:下半身の外傷・虫刺されなどに効果がある
手順:ズボンの内側の縫い目を上に辿ると骨に当たるが、その付近に硬直(硬い塊やすじ)があるので指の腹で5~6回弾くようにする

Point

男女ともデリケートはエリアなので、他人に行う際はかなり注意が必要ですが、蜂に刺されたとき、毒蛇に噛まれたとき、出血を伴う外傷など急を要する場合は躊躇なく行いましょう。
軽い症状であれば自分で行うのが安心ですが、肩に力が入ると上手く響きにくいです。

自分の手で弾きにくい場合

  1. 仰向けで硬い所に指の腹の大きく当てる
    (重ね手でしっかりと押さえる)
  2. そちらの脚を、膝を曲げながら軽く上げる
  3. 脚を内に倒しながら(手にぶつけるように)、床に下ろしていくことで硬い箇所を弾く
    (硬いものが弾ければ床まで下ろさなくても良い)
  4. 5~6回繰り返す。

痛い時は、その部分を摘まんだり、周りから寄せる

痛みであれば、とにかく周りから寄せてきます。掻くときと違って強さを調整する必要はなく、ギューッと寄せます。この場合は他人にもやり易いです。肘や手首・指など、つかめる場所であれば、ギュっとつかめば大丈夫です。つかみにくい場所が痛む場合の寄せ方をいくつか紹介しておきます。

頭痛を “後頭部寄せ法” で改善させる

  • 腰幅くらいで膝立ちになり、両足を付けることで安定させる
  • 両手を組み、後頭部の下の方にあてる
  • 顔を天井方向へ45度くらい上げる
  • 両手の付け根で後頭部を挟み、寄せてくる
  • 一度ゆるめ、少し上にスライドさせ、また寄せてくる
  • 3か所くらい行い、一番寄せにくい所を再び寄せ、しばらく保つ

Point

寄せるときは体が安定し、腰とつなげることが大切です。胸を反らせすぎたり、腰が下がると効果がでません。そのためには、軽く胸を上げ、肩甲骨も一緒に寄せるようにします。
手順自体は複雑ではありませんが、写真付きで詳しく解説されている書籍を紹介しておきます。女性の悩みや症状を中心に、美容法など載っており、特に女性は一冊持っていて欲しい本です。

喉の痛みを “胸骨寄せ法” で改善させる

痛みだけでなく、声が出にくいときや嚥下障害のある高齢者などにも有効な技術です。手順は こちらの記事 で紹介しています。

お腹の痛みを “腹部寄せ法” で改善させる

  1. 両手の指を組んでお腹を包み、前かがみになる
  2. 両手の付け根を使って、お腹を寄せてくる
  3. 上(肋骨側)➡ へそ ➡ へそ下 と、3~4回に分けて行う
  4. 一番寄せにくい所を再び寄せ、しばらく保つ

お子さんが痛がっているなど、他人に行う場合

  1. 仰向けで寝かせ、相手に対し右側に、膝を開いて正座する
  2. 右手でお腹の上の方に大きく手を開いて置き、親指(手前)と他の4本(奥)で軽く寄せ
  3. 左手を、指を重ねるように被せ、左手の方でギューッと寄せてくる
  4. 左手は寄せたまま残し、右手をへそ側にスライドさせ、軽く寄せる
  5. 右手を寄せたまま、左手を被せる
  6. 3~5をへそ下まで繰り返す
  7. 一番寄せにくい所を再び寄せ、しばらく保つ

Point

表面の皮を寄せるのではなく、お腹の中を寄せます。自分で行う場合は前かがみになることで中を寄せることが出来ますが、他人に行う場合は上の手で寄せることで中を寄せることが出来ます。特に感受性の良い子供などであれば、寄せている間にお腹がゴロゴロ鳴って直ぐに良くなることも多いです。

腹部寄せ法が解説されている書籍を紹介しておきます。お腹や骨盤内臓器の症状にとどまらず、あらゆる症状をお腹で読み解く方法や改善方法が紹介されています。お腹は現代問題となっている免疫とも関連が深く、おすすめの一冊です。

 

蒸しタオル法

簡便かつ効果があり、最もおすすめできる方法です。ただし手順は簡単ですが、やり方を間違えると効果が半減したりほぼ無くなることもあります。蒸しタオル法 をまとめた記事と載っている書籍を紹介しておきますので、どちらかでも一度目を通しておいてください。

蒸しタオル法の良いところは、他の整体技術と一緒で、症状のあるところに当てても、原因の箇所まで響いて一緒に改善してくれることです。ぜひご活用ください。

一度薬を塗ったりすると、改善が難しくなることがあります。そのような場合は、根気強く蒸しタオル法を繰り返したり、整体体操を組み合わせるなどの工夫が必要になります。

良い汗をかく

毒素や老廃物の排泄には、良い汗をかくことが一番です。逆に言えば、アトピーやニキビが酷くなる人は良い汗がかけていないということです。“良い汗” というのには理由があり、“悪い汗” もあります。詳しくは汗に関してまとめた記事を参照してください。

整体体操をする

例えば皮膚に症状がでる原因にも、ストレスや腕の使い過ぎなど様々ありますが、体に合った体操を選択することで直接根本にアプローチできます。体操をしてから蒸しタオルが推奨されるものもあります。ここで症状ごとに体操を紹介するのはきりがないので、体操についてまとめた記事と書籍を紹介します。

この本には、前述した良い汗のかき方や蒸しタオル法についても少し載っています。

このブログでも少しづつ症状別の記事を作成していますので、参考にしてみて下さい。

まとめと学べる施設の紹介

  • 軽いものであれば痒ければ掻くことで改善するが、無視すると痛みに発展する
  • 掻かずに悪化したものや根本が深刻な場合は、蒸しタオル法などで手を貸してあげる
  • 痛みにになっても対処しないと完全に力を失い、他で支える必要があるので波及していく
  • そうなると自力回復は出来なくなるので、整体体操などが必要になる
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