妊娠・出産・育児の真実(前編:妊娠前~妊娠中)実行は難しい時代ですが、少しずつ取り戻したい大切なこと。

体の機能改善

動物としても、人類や家族としても、生まれてくる子供が健康で生涯元気に生きられる生命力を持つことは、何よりも大切なことかと思います。だからこそ、そのための方法は本能に組み込まれています。人類は知能や技術の発展により、本能や体の回復力、潜在能力よりも、知識や外から手を加えることを優先してきました。妊娠・出産のような大切なことであれば尚更です。
しかし妊娠・出産・育児が大切なのは、生命としても同じです。最大級に感受性を発揮し、あらゆる体の能力や体力を発揮するときなのです。そしてそこで育った能力は、生涯に渡って、お母さんと子供の人生を豊かに出来るものです。人類はその能力をどんどん失いつつあります。

この記事を読むメリット

妊娠・出産・育児は、お母さんにとっても、子供にとっても、もっとシンプルで、双方が未来まで楽に生きられるようになれるイベントとすることが出来ます。そのための方法を完全に実践するのは今の社会では難しいですが、決して忘れてはいけない大切なことです。少しずつでも変えていくことで、感受性や生命力を取り戻すことが出来ます。

感受性や潜在能力は少しずつ回復させるしかなく、場合によっては代を跨ぐ必要もあるかもしれません。感受性が鈍い状態で自分を信じすぎれば判断を間違うこともあり、潜在能力が低い状態で無理をすれば耐えられないことも考えられます。出来ることから始め、不安なときは医師の判断を仰ぎながら、無理をしないようにお願いします。例え実践できなかったとしても、知っていることでその後の人生の糧になります。

妊娠前のポイント

パートナー選び

整体では、“サラブレッドはサラブレッドを産む” と言います。両親がサラブレッドであれば、子供も生涯楽に生きられます。当然両親にとっても、楽な人生になります。サラブレッドの見極め方を紹介します。

  • 女性は骨盤が大切で、ヒップアップした人が良い
  • 男性は呼吸器(肺)が大切で、胸が上がってる人

これは余談として捉えてもらって大丈夫です(笑) 好きになった人で良いかと。でも真実でもあります。そういった相手を選べば、パートナーは老後も元気、子供もずっと手がかからないのですから、とても楽な人生になります。そうでない人を好きになってしまったら、ぜひ一緒に 整体体操 などで体を良くしていって下さい。

食事

現代日本人の不調原因の多くを占めるのは、食べ過ぎ によるものです。しかし同時に、栄養が必要な時期に摂らない人がいることも事実です。

  • 普段から食べ過ぎな人は量を減らし、妊娠に向けて柔軟な体にしていく
  • 過度なダイエットをしている人は、妊娠前後は控える
  • 知識や情報ではなく、自分が今、本当に食べたいものや適量を感じる訓練する

Point

本来妊娠・出産・育児は、知識よりもお母さんの勘や感受性がとても大切になります。しかし冒頭で触れたように、現代人はその能力がどんどん退化しています。妊娠に向けての体づくりだけでなく、感受性を取り戻す第一歩としても、本当に自分の体に必要なものを感じる生活を始めてみて下さい。

体をリフレッシュさせる

毒素や老廃物が多い体で妊娠すると、以下のような苦労をすることになります。

  • 赤ちゃんへの影響を避けるため、妊娠後に つわり・・・ として体外に排泄する
  • それでも排泄しきれないと、赤ちゃんにいってしまい、アトピーなどの原因になる

体をリフレッシュさせる方法は以下のようになります。

  • 良い汗をかく
  • 風邪を引き熱を出し、上手に経過させる

Point

“良い汗” と表現するからには、良くない汗もあります。また熱を “上手に経過させる” と書いていますが、現代人にとってこれは決して容易なことではありません。これらを詳細に解説しているときりがないので、汗についての記事風邪と熱についての記事 を参照して下さい。

医師でもないものが “つわり” や “アトピー” などに触れていくのは適切ではないですが、一般的に分かりやすいため使用しています。要は妊娠中の嘔気や、子供の吹き出物などという事です。子供がアトピーだからと言って、お母さんの責任などということではありませんので誤解の無いようにお願いします。それらの原因を知れば対処法もありますので、このブログでも少しずつ解説しています。

呼吸器(肺)に力をつける

呼吸器はエンジンのようなものであるとは一般的にも言われますが、整体で体を読んでいくと強く実感できます。そして妊娠・出産・育児のような、心身の負担が大きなイベントでは尚更です。

  • 呼吸器が緩んでいて力があると、妊娠・出産から育児まですべてが楽になる
  • 猛暑を中心とした異常気象により、呼吸器にダメージが蓄積されている人が多い

これらの理由により、現代では呼吸器をゆるめることが大きなポイントになります。その方法に関しても詳細は 異常気象に関する記事 にありますが、ここでは簡単に挙げておきます。

  • 体のリフレッシュと同様、良い汗をかくことと、熱の上手な経過が大切
  • 加えて暑い時期は、エアコンなどでしっかり呼吸器を休める
  • 当然寒い時期は、体を冷やさない注意は必要

骨盤を緩める

以前から一般的にも “骨盤の歪み調整” などがブームになっていますが、骨盤の歪みとはどういうものなのでしょうか? 骨盤と一言でいっても奥深く、詳細は 骨盤についての記事 で解説していますが、ここでは簡単に挙げておきます。

  • 骨盤でもどこでも、見た目や形状よりも、働きがあるかどうかが大切
    (均等に整えた結果、働きが衰えたのであれば逆効果)
  • 妊娠可能期の女性であれば、生理が順調かどうかで簡単に診断できる
  • 生理が順調であれば、妊娠も出産も楽に済む

このように生理が順調な人は、妊娠前だからと下手に骨盤をいじらない方が安心です。逆に生理が不順な場合は、妊娠したとしても後が大変です。整体体操などでゆるめ、先ずは生理を安定させましょう。そもそも子供を産む産まない関係なく、女性の人生は、生理が順調かどうかで天と地ほど違います。

不妊症について

妊娠しない原因の一つが、ここまでに解説した呼吸器と骨盤の準備が整っていない場合です。のちのち苦労することになるので、体の方で妊娠させないということです。
もう一つは生殖器が未熟のまま成長してしまった場合です。この場合は男性側の問題にもなり得ます。
詳細は 不妊症についての記事無精子症についての記事 を参照して下さい。

妊娠中のポイント

食事

ますます周囲の声や情報から “これを食べた方が良い” “それだと食べ過ぎ” “お腹の赤ちゃんのためにはもっと食べなきゃ” などと入ってきます。

  • 妊娠前に続き、食べたいものや適量を感じながら摂る
    (お母さんと赤ちゃんは繋がっているので、お母さんが食べたいもので大丈夫。)
  • 食べないことが栄養になることもあるので、食べられなくても悩まない
  • ストレスで食べすぎていないかは、注意が必要
    (仕事など、現代では妊娠中のストレスも大きいため)

つわり とは

妊娠前のリフレッシュの項でも触れましたが、つわりには意味があります。

  • お母さんの体に毒素や老廃物が残っている場合や硬い所がある場合などに起こる
  • 赤ちゃんのために、より良い環境をつくることが目的
  • 嘔気や嘔吐により、余分な食べ物を取り込まないにする
    (体を大きく変える場合に、食べることが邪魔になることがある)
  • 嘔吐により、体に溜まった毒素や老廃物を排泄している
  •  “えずく” ことで、体の硬い所を緩めようとしている

つわりへの対処法は以下のようになります。

  • 症状だけ無理やり止めてしまうと、毒素や老廃物が子供にいってしまう
    (特に薬を使うと毒素として余計につわりの対象となってしまう)
  • 食べたくないときは食べず、吐くのに食べたいときはそれも体の要求として受け入れる
  • やはり一番効果的なのは、入浴で良い汗をかくことである

Point

このように、つわりには赤ちゃんを育てるのに適した環境をつくり、同時に出産が楽な体にもしてくれます。辛いものですが、お母さん自身にとっても、男性には無い、体の大掃除ができる絶好の機会になります。出産後にアトピーや喘息が治ったなどの体質改善されることが多いのは、そのためです。

おなかの赤ちゃんとのコミュニケーション

妊娠中にどれだけ赤ちゃんとコミュニケーションとれたかで、その後の子供の人生や親子関係が大きく変わってきます。コミュニケーションがしっかりとれていると、以下のような利点があります。

  • 赤ちゃんが泣いている理由や欲求を感じることが出来るようになる
  • 例えばお客さんが来た時に『ママすぐ戻ってくるからね』と言えば、泣かずに安心して待っていられる赤ちゃんになる
  • このような良好な親子関係は、思春期や成人後まで続く

おなかの赤ちゃんとコミュニケーションをとるのに一番良い方法は散歩です。

  • 一日一回、30分でも良いので、おなかの赤ちゃんと二人だけで散歩に出る
  • 赤ちゃんのお兄ちゃんお姉ちゃんや、他の家族とは一緒にいかない
  • 買い物など何かのついでではなく、散歩だけの目的で出かける
  • 『今日は暖かいね』とか『花がきれいだね』など、何でも良いから会話をする

Point

整体でも産前に関しては、動いたりギリギリまで仕事をすることは悪くないとしています。昔も畑仕事などに精を出していたと言います。なのでコミュニケーションは時間の長さではなく、特別な方法でないといけない訳でもありません。毎日30分で良いので、赤ちゃんとお母さんだけの時間をつくってあげるということが大切です。

逆子のとき

なぜ逆子の状態になるのでしょうか? それはお母さんのおなか、つまり赤ちゃんの環境が逆子の体勢で最も居心地の良い状態になっているということです。なので強引に向きを変えようとしても、赤ちゃんにとって良い環境になるとは限りません。
無理なく、お母さんの体も一緒に改善するような方法を紹介します。

  • 赤ちゃんの頭の辺りに手を当て、『こっちじゃないよ、向きが反対だよ』と話しかける
  • 整体体操で、お母さんの体を緩める

Point

ここでも大切なのは、赤ちゃんとのコミュニケーションです。逆子などの問題が無くても、いつもおなかに手を当てながら赤ちゃんと会話することが大切です。同時にお母さんのおなかにも気(意識)が通るので、お母さんも充実します。

それでも向きが変わらない、もしくは変わってもすぐに戻ってしまう場合は、一度体操でしっかり緩めてあげるのも効果的です。骨盤や腰を緩める体操にもいろいろあり、自分に合った体操がベストですが、逆子に対する実績もある体操として “こうもり様体操” があります。通常の手順は こちらの記事 にありますが、妊娠中に行う際のポイントだけ挙げておきます。

  • 脚の角度は、おなかの大きさに合わせて無理のない範囲で行う
  • そのような時は、自然とその浅い角度で効果が得られるようになっている
  • 要は太ももの裏を伸ばした時、ベルトのラインと繋がる感じがあればOK
  • 両足いっぺんだと難しいときは、片足づつでも良い
整体では赤ちゃんの居心地の良さを重視し、逆子での出産も問題なしとしています。しかしそれは出産時もお母さんが力みやすい姿勢で行うなど、最後まで体の要求に沿って行う必要があります。どんな体であっても同じような分娩台で行う現状では、やはり正常な向きの方が安心と言えます。

妊婦健診による影響と改善方法

普段から自分の体の感受性を高め、赤ちゃんとのコミュニケーションもとれていると、健診後には体や赤ちゃんに変化が起きていることが感じられます。

  • 赤ちゃんの元気が無くなる
  • 変に多動になったり、逆に動きが少なくなる
  • お母さんの骨盤が力を失い、骨盤が開いたり、下がったりする
  • おなかの力も無くなり、赤ちゃんも下がってくる
通常は、妊娠する=出産可能 なので下手に手を加えなければ問題なく出産できます。しかし今の時代に検診を受けないという選択が難しいのも事実です。また例え検診を受けないとしても過剰な栄養や薬、民間療法、エクササイズなどで同様の変化を起こすこともあります。更には自分の体よりも情報を優先することで感受性も低下しており、何かあるとあっという間に手遅れの状態になることもあります。一度失ってしまったものを取り戻すのは、それだけ大変であるといえます。

検診のあとは、自分の体を赤ちゃんにケアをしておきましょう。

  • おなかに手を当てて、『今日は良く頑張ったね』と褒めてあげる
  • いつもより沢山、手を当てて、話しかけてあげる
  • 整体体操で、骨盤を締めたり、挙上させる

この場合の体操としては、妊婦さんでも無理なくできる 内転筋を使った骨盤挙上体操 がおすすめです。

流産・早産・赤ちゃんが下がる

現代人は、生活様式の変化や気候変動により、おなかの赤ちゃんを支える力も弱まっています。

  • 仕事の細分化やPC、スマホ作業による偏り疲労
  • 猛暑を中心とした異常気象による、呼吸器の負担
  • リモートワークやデスクワークによる、腰の負担
  • 足首をひねる

Point

呼吸器(肺や肋骨)が負担がかかると、おなかを圧迫したり、連動して骨盤を下げることになります。またお腹の力が無くなると、胃や腎臓も下に下がりますが赤ちゃんも同様です。そして元々支える力が無いところに、妊婦健診などの刺激が加わることで、赤ちゃんが下がってきてしまいます。

こちらの対処法も健診後の対応同様、内転筋を使った骨盤挙上体操 であれば寝たまま負担少なく出来るのでおすすめです。もちろん妊娠前や初期中に行うことで、予防の効果も十分にあります。手順は青色リンクから確認できます。

Point2

また最後の “足首をひねる” ですが、足首は骨盤とも関連し、足首が広がると骨盤も広がってしまいます。よって 足湯足首回し などで緩めるのも出産直前以外は良くありません。対処法は足首の腱を絞めてもらうのが良いのですが、技術が必要です。この場合でも 内転筋を使った骨盤挙上体操 であれば、同時に足首も絞めてくれるので適しています。ただし、足首に意識を持ちすぎると足首をゆるめる体操になってしまいます。あくまで手順通り太ももの内側の筋肉を使って脚を閉じていくことが大切で、結果足首も絞まってくるということです。

日本には妊娠5ヶ月の最初の「戌の日」に、安産を祈願してお腹にさらしを巻く風習がありますが、そのまま腹帯としての使用も推奨されているようです。しかし前述したように、お母さんの体が緩み弾力がある状態でいることが、その後の出産や子育てまで大切です。例えば赤ちゃんを支える力が足らないからと、外から締めるようなことをすると、体は逆に広がろうとしてしまいます。それは、生きた体は物とは違うからです。

万能な深息法

深息法は人生を通して万能な整体技術ですが、今回の記事で紹介する予定ではありませんでした。しかし後編の記事作成中に、妊娠中のあらゆるトラブル防止やスムーズな出産のためにも大きく役立つものであると気づきました。よってここで追加紹介しておきます。

  • お腹の、特に下腹に力がつく技術
  • 赤ちゃんを支える力になり、早産を防ぐ
  • 赤ちゃんのスペースに余裕が生まれ、逆子を防ぐ
  • 下腹に力が入るようになり、出産時にいきみやすくなる

  

  1. 仰向けに寝て目を軽く閉じ、軽く腰を反らせる(やりすぎに注意)
  2. 両手を下腹に、指先を下丹田(へそと下の恥骨の間くらい)に置く
  3. 息を大きく吸い、吐きながら下丹田を膨らませる(無理のない範囲)
  4. 膨らませたまま、胸で浅い呼吸を繰り返す
  5. 慣れれば1分程度、慣れないうちは我慢できなくなる手前になったら
  6. 息を大きく吸い、ゆっくり吐きながら全身の力を抜く

前半まとめと、おすすめ書籍、学べる施設

それでは、前半のまとめをしておきます。

妊娠前~妊娠中のまとめ

  • 男性は肺(胸)・女性は骨盤(お尻) が上がっていると、何もしなくても、子供も含めて生涯楽に生きられる
  • 先ずは食事から、今の自分の体に合ったものを感じる訓練をすると、妊娠後はそれが赤ちゃんにとっても必要な栄養になる
  • 更に赤ちゃんとのコミュニケーション能力を上げるには、おなかの赤ちゃんと二人だけの散歩が最適である
  • つわりはお母さんが溜め込んだ毒素や老廃物が、おなかの赤ちゃんに行かないようにするために必要な症状である
  • つわりを防ぐには、妊娠前から良い汗をかくなど、毒素や老廃物を溜めないことが大切である
  • 妊婦健診の赤ちゃんへの負担は思いのほか大きく、現代では受けない選択は難しいので、その後のフォロー方法を紹介しました
  • 逆子は何かの拍子でそうなるわけではなく、赤ちゃんの環境(お母さんのおなか)が、その方が居心地の良い状態になったいるからである
  • 逆子の対処法として、赤ちゃんに話しかけながらおなかも緩める方法と、体操で体から改善させる方法を紹介しました
  • 流産・早産など赤ちゃんが下がる原因や予防法・対処法を解説しました
  • 妊娠・出産においても大きな効果を発揮する整体技術として、深息法を紹介しました

中編(出産前~出産)の記事はこちらです。

おすすめの書籍

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妊娠から子育てまでの総論は右の書籍になりますが、古めの本になるので新品の購入は難しいかもしれません。内容は全く色あせておらず、分かりやすさ優先の最近のものにはない魅力が詰まっています。

学べる施設

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